第7回:SNSを中核としたWebツール「Social Tool Mart」 (2/3)

どこで使える、そのSaaS?
どこで使える、そのSaaS?

第7回:SNSを中核としたWebツール「Social Tool Mart」

編者:シンクイット編集部
協力:日本電気   2007/10/25
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「Social Tool Mart」の特徴

   「Social Tool Mart」は、顧客の目的に応じてWebツールの効果を最大限発揮できるよう、以下の表2にあげた特徴を備えている。
業務ごとに応じたアプリケーションの利用
「人と人」「情報と情報」をつなぐ化・見える化するという観点から、社内コミュニケーションであればSNS以外にも作業管理やコンテンツ管理などのアプリケーションと連携。
安心安全なミドルウェア「SpikeSourceコアスタック」を採用
同社と提携する米国SpikeSource社が独自のシステムにより動作検証し提供するオープンソースソフトウェアミドルウェアスタック「SpikeSourceコアスタック」を採用。構成するツールとの組み合わせについても動作検証を行い、より安心・安全なサービスを提供。
他製品・サービスとの連携
同社製の他の製品やサードベンダーによるサービスアプリケーションの連携を可能にするAPIを提供。

表2:「Social Tool Mart」の特徴

「Social Tool Mart」の全体像
図2:「Social Tool Mart」の全体像

Special Interview SpikeSource CEO Kim Polese
中小企業は本当にOSSを求めているのか?


「Social Tool Mart」の中核となるSNSの機能

   「Social Tool Mart」の中核となるSNS構築ソフトウェアには、オープンソースソフトウェアの「OpenPNE」を採用している。「OpenPNE」は操作性や安定性に優れ、国内で最も利用されているSNS構築ソフトウェアだ。主な機能は表3の通り。

マイページ
SNS会員は自分のページを持てる。プロフィールの登録やフレンドの日記、コミュニティ書込みの最新情報が表示される。
日記を書く
毎日の日記をblog形式で公開可能。日記の公開範囲も「SNS参加者全員」「フレンドのみ」などから選択できる。
フレンドリンク
他のSNS参加者にフレンドリンク申請をすることが可能。フレンドリンクを設定すると自身のマイページのフレンドリストに表示され、フレンドの最新日記が表示されるようになる。
コミュニティ(掲示板)の作成・参加
同じ目的・趣味・嗜好を持った仲間の集まりであるコミュニティを簡単に作成し、参加することができる。コミュニティでは掲示板を利用したコミュニケーションが可能(図3)。
あしあと
自分のページを訪問した相手の履歴が残る。あしあとをたどる事で、どのSNS参加者が日記やマイページを閲覧したかを確認できる。
SNS管理者機能
SNSの管理者向けに機能設定やデザインの設定、SNS参加メンバーの管理、書き込みや画像の監視・削除などの機能を備える(図4)。

表3:SNSの代表的な機能

SNSコミュニティ画面
図3:SNSコミュニティ画面

SNS管理画面
図4:SNS管理画面

はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法
第1回:最新SNS事情

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INDEX
第7回:SNSを中核としたWebツール「Social Tool Mart」
  SaaSプラットフォーム「Social Tool Mart」
「Social Tool Mart」の特徴
  「Social Tool Mart」の利用シーン
どこで使える、そのSaaS?
第1回 グループウェア「サイボウズ Office」をSaaSで使う
第2回 多数のアプリケーションを無償で提供「ネクストワイズ」
第3回 カスタマイズやアプリケーション構築が可能な「Salesforce」
第4回 小さくはじめて大きく育てる「SugarASP」
第5回 Human Resource Management SaaS「Lacrasio」
第6回 プラットフォーム上でアプリケーションを提供「Bizca」
第7回 SNSを中核としたWebツール「Social Tool Mart」
第8回 「KitASP Service Delivery Network」
第9回 採用前から採用後までをつなげる「採用奉行」

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