Interop Tokyo 2007 インタビュー「ShowNetのトライアル & チェックポイントはここだ!」 Interop The Interner イベント
2007/6/12 18:15
次世代のインターネット環境の構築と運用ノウハウを集積した「実験室」 Interop Tokyo 2007が6月11日、幕張メッセにおいてスタートした。原稿を執筆している段階では国際会議場においてワークショップが、そして会場内では今まさにオープンの準備が進められている。
Interopの会場内には「ShowNet」と呼ばれる高帯域ネットワークが敷設されている。ショーケースから各出展社ブース、参加者が利用できる公開ネットワークまで、すべてがこのShowNet上で運用されている。
ShowNetは今手に入る最高の技術・製品・ソリューションを組み合わせた、世界最高速の環境で、ITやインターネットに関わる日本最高峰の技術者が参加した「NOCチーム」によって1年をかけて構築されている。今回は、NOCチームの主要メンバーに今年のテーマについて話を聞いた。
後列左から:NTT西日本 沖本 忠久氏、慶応義塾大学 中村 修氏
奈良先端科学技術大学院大学 山口 英氏
前列左から:NTTコミュニケーションズ 長谷部 克幸氏、慶応義塾大学 重近 範行氏、
倉敷芸術科学大学 三宅 喬氏、奈良先端科学技術大学院大学 門林 雄基氏
今年のShowNetのスペックは、IX(Internet eXchange)と幕張間を10G×5と40G×1の計6本、90Gで接続するとのことだ。昨年の計80Gから、さらに10Gの帯域を確保したことで、記録を更新している。昨年と大きく違う点は、昨年が「Internetの縮図」という大きな視点からの構成だったのに対し、今年はShowNetをISPと考え、ISPとしてサービスを提供するという形になっている。
これにはInterop Tokyo 2007で取り上げるキーワードが大きくかかわっているという。Windows Vistaの普及によるIPv6や、4バイトAS番号を組み入れたオペレーション、さらにNGNを見据えた品質保証の問題など、今後短期間で対応が迫られるであろう項目を検証し、今後同種のネットワークを構築する人に参考になるものを作り上げたいと考えた結果だという。
また、昨今のエネルギー消費の問題への取り組みとして、会場内に設置されたネットワークの中継点「POD(Pedestal Operation Doma)」の構成を見直したという。さらに各種センサーによるデータ収集も同時に行うことで、データセンターの消費電力問題についても、InteropとShowNet、NOCチームが1つになって問題提起と解決策の模索を続けていくとのことだ。
ShowNetは「展示会用のネットワーク」という枠にとどまらず、今後日本や諸外国における次世代のインターネット環境の構築と運用ノウハウを集積する「実験室」的な意味合いもあるとのことだ。NOCチームの参加社は、それぞれ企業や学校単位でネットワークの管理者に近い立場であり、Interopで得たノウハウは今後各々の環境へとフィードバックされていく。
より詳細なShowNet構築「秘話」は、6月14日に行われる「ShowNet スペシャルセッション」で、語られるとのことだ。日本の最高峰のネットワーク構築に、実際に携わったメンバーから直接話を聞ける機会は限られている。興味がある方はぜひ参加していただきたい。
問い合わせ先 Interop Tokyo 2007
URL:http://www.interop.jp/
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