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| ヒューマンチェーンマネジメントが目指すもの | ||||||||||
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適材適所に人材を配置したことによる生産性の向上と、働く側のストレス解消(ディストレスな状態)によって、気持ちよく、笑顔で働ける環境を会社側は整えるべきである。 そこで生まれる生産性こそが最後のシステム化の砦となるだろう。これには、欧米のCASEツールやERPツールに包括されているヒューマン・デベロップメント機能を駆使することが重要だ。そのためにも「日本企業で働くのは大多数が日本人なのだから必要はない」という考えを変える必要がある。 |
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| 理想的な組織とは何なのか? | ||||||||||
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かつて筆者が慶応義塾大学大学院の経営管理学科(MBAコース)で科目履修していた際に聞いた、高木 晴夫教授の以下の言葉が忘れられない。 「世界の組織論者・研究者の中でも有名な日本の組織こそ、理想的である」 実際に、欧米の組織学者もこの組織を研究しているとのことで、実際にいくつもの論文がだされているようだ。 その組織こそ「任侠道」の世界である。これは、意思伝達系や上下関係のすべてにおいて無駄のない組織であり、「J-CSR」と呼ばれている。本来のCSR(Corporate Social Responsibility)の考え方は人間力の向上を目的としたものだ(図4)。 ここではあえて人間力を「組織力」に置き換えてみたい。 つまり、顧客に対して提供する価値とは組織力の充実であり、それが顧客満足度の向上になり、敷いては顧客による支持の拡大や会社組織に対する評価の向上に結びつく。 最終的には、企業ブランドの価値の創造や企業価値の向上となり、それが組織の活力となりグループブランドの活力となり、組織が育つ。このスパイラルを何度も繰り返し、組織力は大きくなり発展していくのである。 それが、J-CSRである。 つまり、「育つ組織」「考え自立した組織」「自らが成長する組織」こそが、本来の求められる組織力である。 次回は「なぜ、人は会社を辞めるのか」というテーマで、社員が感じるストレスの分析とケアについて解説する。 |
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