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Exadel StudioによるStruts/JSF開発

第5回:バリデータの設定

著者:竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)   2006/3/9
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バリデータの設定:JSFの場合

   JSFでは、入力項目の必須チェックに関してはJSPにrequired="true"と記述するだけで自動的にチェックが行われます。それ以外の入力チェックを行いたい場合、バリデーション用のカスタムタグを使用するか、バリデータを自作する必要があります。

   JSFではバリデーション用のカスタムタグとして表4のタグがあらかじめ用意されています。
カスタムタグ 用途
f:validateDoubleRange 浮動小数点値の範囲チェック
f:validateLongRange 整数値の範囲チェック
f:validateLength 文字列の長さチェック

表4:JSFのバリデーション用カスタムタグ

   利用例をリスト6に示します。

リスト6:JSFのバリデーションタグの利用例
<!-- 浮動小数点値の範囲をチェック-->
<h:inputText value="#{....}">
   <f:validateDoubleRange maximum="1.0" minimm="0.0" />
</h:inputText>
<!-- 整数値の範囲をチェック-->
<h:inputText value="#{....}">
   <f:validateLongRange maximum="100" minimm="0" />
</h:inputText>
<!-- 文字列の長さをチェック-->
<h:inputText value="#{....}">
   <f:validateLength maximum="10" minimm="4" />
</h:inputText>


Webアプリケーションのデバッグ

   最後に、Webアプリケーションのデバッグ方法についても触れておきましょう。Exadel StudioではJava、JSPにブレークポイントを設置してデバッグを行うことが可能です。デバッグを行う場合はサーバーの起動時に「Debug」で起動します(図5)。

サーバーをデバッグモードで起動
図5:サーバーをデバッグモードで起動
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   後は通常のJavaアプリケーションのデバッグ時と同様に、デバッグパースペクティブを用いてデバッグを行うことができます(図6)。

Webアプリケーションのデバッグ
図6:Webアプリケーションのデバッグ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


まとめ

   本稿で解説したとおり、Exadel StudioはWebアプリケーション開発を総合的にサポートします。

   特にStrutsに関しては無償版(Exadel Studio)でも画面遷移のビジュアル編集やバリデータ、Tilesのサポートなど充実した機能が提供されていますし、テスト環境を含めてこれ1つインストールするだけでWebアプリケーション開発に必要な機能がすべて揃うところも魅力です。

   なお、有償版(Exadel Studio Pro)は本稿で紹介した機能に加えてJSF用の画面遷移のビジュアルエディターやJSPのWYSIWYG編集、Hibernateのサポートなど、さらに強力な機能を備えています(表5)。

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価格 無料 $99
JSF、Struts、Spring、Hibernateの開発サポート
JSFおよびStrutsのWYSIWYGおよびビジュアルエディター (WindowsおよびLinux) ×
包括的なHibernateマッピングツールセットの提供 ×
XMLおよびJSPファイルのコーディング支援および折り畳み
編集モードの完全な瞬時同期
柔軟でカスタマイズ可能なプロジェクトテンプレート管理

表5:Exadel Studioの無償版と有償版の機能比較

   詳細については、以下のURLで参照できます。


   15日間の期間限定ですがトライアル版をダウンロード可能なので、興味のある方はぜひお試しください。

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竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
著者プロフィール
竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
弱小零細企業のプログラマ。Javaによる業務アプリケーション開発やオープンソースを活用した研究開発などに従事。趣味でEclipseプラグインなどの開発を行っており、Seasarプロジェクトなど国内外のオープンソースプロジェクトにもコミッタとして参加している。現在転職活動中。

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