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(4)パラメータ
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パラメータはJavaから任意の値を渡す場合に使用する形式で、"$P{パラメータ名}"で表現されます。今回の例では顧客名の部分に使用しています。パラメータを使用する際には、パラメータアイコンを選択し、「Parameters」タブを選択します。「新規」を選択して、図5のように入力するとCLIENT_NAMEというパラメータが利用可能になります。また、パラメータの指定が無かった場合のデフォルト表示用に「Default value expression」に"NO INPUT"と定義しておきます。
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図5:パラメータの設定
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これらのフィールドを使用する際には、フィールドアイコンを選択して配置し、図6のように「Textfield expression」に"$P{パラメータ名}"と定義を行います。また、図6を見るとわかるように、「Textfield expression」では"御中"という文字列の連結を行っています。このように「Texfield expression」では任意のJavaプログラムを記述することができます。
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図6:フィールドの定義
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(5)変数
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ここでいう変数とは、iReport内部で使用される値で、"$V{変数名}"で表現されます。デフォルトでページ番号やカラム番号といった変数が定義されています。変数を使用する際には、パラメータアイコンを選択し、「Variables」タブを選択します。「新規」を選択して、図7のように入力するとSUBTOTALというパラメータが利用可能になります(注3)。
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注3:以下の例ではレポート内に存在する$F{count}と$F{price}を計算して、商品ごとの小計を計算しています。
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図7:変数の定義 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 横井 朗
オープンソース指向技術コンサルタント。Java専門のソフトウェアハウス〜フリーエンジニアを経て現職。帳票開発のみならず、オープンソースを用いたシステム構築を日々提案。なによりもお客様の真のニーズを求めるため社内外でオープンソースに関する啓蒙活動を行う。
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