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| 評価の手順 | ||||||||||||
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上記の体系を前提とした場合の評価の手順について、次に示す。なお、評価方法の設計においては評価シートの作り方に工夫を凝らすことで、必要事項をシートに記入していけば、手順を気にせずに評価が行えるようにすることが望まれる。投資効果の評価シートの例を図3に示す。 |
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| 効果発現の因果関係の説明 | ||||||||||||
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IT投資の効果が、直接的および波及過程を通じて、どの領域においてどの水準で発生することが期待できるかを明確にする。 |
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| 定量効果の金額評価 | ||||||||||||
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効果を金額換算して評価できる案件については、将来の一定期間について、時系列で、効果を定量的に明らかにする。 |
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| 効果の発現のリスクと対策 | ||||||||||||
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期待される効果のそれぞれに関し、効果発現のリスクについて列挙し、リスク要因ごとにとりうる予防策や対応策について明らかにする。 |
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| 定性効果のKPIの設定 | ||||||||||||
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定性的効果については、代替指標を設定し、現状値と、IT投資の結果実現できると見込まれる目標値とを明らかにする。 |
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| 上位の経営戦略や経営計画との関係づけ | ||||||||||||
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中期経営計画などで推進することが明文化されている戦略的案件や、CIO自らがプロジェクトオーナーとして推進する全社的な重要案件など、経営層が推進するテーマで指標化が困難な場合は、その旨と投資目的などを明らかにする。 |
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| ITコストの適正化施策 | ||||||||||||
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ITコストをはかるためのコストベンチマークの結果、割高と判断される要素については、削減に向けた取り組みが求められる。図4はよく用いられるコスト削減の施策を示したものである。 |
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| 調達単価の削減 | ||||||||||||
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ハードウェア機器は、いったん調達すると数年間はコストが固定する。このため、コスト削減への取り組みはハードウェアの耐用年数の到来やリース契約の更改タイミングに合わせて実施する必要がある。 コストパフォーマンスに優れた新型機種へ更新することで、処理能力や仕様を保持したままハードウェアのリース料などを引き下げることができる。この他、端末などの機器を集中購買方式に変えることで、端末1台あたりの価格を引き下げることが可能である。 |
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