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大企業の過半数がIT予算額を増加
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二分化の傾向は、IT予算の対前年比を企業規模別に見るとより顕著である。従業員数100人未満の企業は「不変」が35.5%であるのに対し、従業員数1000人以上の企業では13.4%であり、大企業で二極化が進んでいる(図4)。
企業規模別にDI値を見ると、従業員数100人未満の企業は3、100〜999人の企業が7、1000人以上の企業が16となっており、景気回復に伴う大企業のIT投資に対する積極姿勢が窺える。
図4:企業規模別IT予算額対前年比
収益とIT予算の増減傾向には相関が見られるが、増収増益ながらIT予算を削減している企業と、減収減益ながらIT予算を増加させている企業が、それぞれ3割ある。IT投資が、単に企業業績に寄っているのではなく、経営戦略として各企業がしのぎを削っている状況を物語っている(図5)。
図5:企業業績別IT予算対前年比
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著者プロフィール
日本情報システム・ユーザー協会
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会
ユーザーの立場からの産業情報化の推進を目的とし、大手ユーザー企業を中心に、約250社の会員を擁し、経営とITに関する様々なテーマや、立場に応じた40以上の委員会、研究会、研究プロジェクトを実施し、毎年、各種調査・研究報告書の刊行や、提言を行っている。1962年、日本データ・プロセシング協会として創立、1992年社団法人日本情報システム・ユーザー協会として、全面的に拡充改組。
http://www.juas.or.jp/
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