Red Hat Enterprise Linuxの概要
2006年3月14日(火)
Red Hat Enterprise Linux 4の特徴
2006年2月現在での最新バージョンはRHEL4がリリースされています。RHEL4の主な特徴は以下の通りです。
- RHELは企業向けディストリビューションの1つである
- 約18ヶ月のリリースサイクルを持つ
- RHN登録権、サポート契約は1年間ついてくる販売形態
- リリース後、7年間サポートを受けることが可能
- 24時間サポート
- リリースされたRHEL4に加えて、errataカーネルやアップデートをRHNから入手可能
Fedora Coreがほぼ半年のリリースサイクルに対して、RHEL4はリリースサイクルが12〜18ヶ月となっており、長期間利用する企業システムにマッチしたも のとなっていることがわかります。errataカーネルやセキュリティアップデート、バグフィックスモジュールを入手するため、RHNの利用は必須といえ るでしょう。
通常はOS購入と同時にサブスクリプション契約をして、RHNのアクセス権を使ってアップデートモジュールの入手やバグフィックス情報を入手してシステムメンテナンスを行います。
エンタープライズ用途でのRHEL4製品体系
RHEL4はサーバ向けOSとクライアントOSの2種類があります。サーバ向けとしてRHEL4 AS/ES、クライアントPC向けとしてとしてRHEL4 WS、Red Hat Desktopがあります。サーバOSの多くはRHEL4 AS/ESが利用されます。
またサーバの管理クライアントやワークステーションとしてはRHEL4 WSが主に利用されています。以下はその製品体系をまとめたものです。
- RHEL4 AS(ミッションクリティカルサーバ向け製品)
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- DBサーバ、HAクラスタ、大規模Webサーバ、ファイルサーバなど大規模ミッションクリティカルサーバに適している
- 一般にハイエンドサーバで構成
- RHEL4 ES(エントリ、エッジサーバ向け製品)
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- Webサーバ、メールサーバなどの部門で利用するサーバに適している
- CPU2個までサポート
- メインメモリを8GBまでサポート
- RHEL4 WS(ワークステーション向け製品)
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- ワークステーション、HPC用途の計算ノードなど
- CPU2個までサポート
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