サーバベンダーのイメージ評価
6. 製品の信頼性
製品の信頼性については、「ベンダーとしての製品の信頼性」を評価してもらった。期待度はIBM(3.76)、NEC(3.69)、富士通(3.48)の順で高く、満足度もIBM(3.45)、NEC(3.41)、富士通(3.26)の順で高い。乖離指数では富士通が0.22で最も良い。
7. 製品の先進性
製品の先進性とは、「そのベンダー製品の先進性や技術力など」を尋ねた項目である。期待度はIBM(3.57)、NEC(3.44)、デル(3.33)の順で高く、満足度もIBM(3.33)、NEC(3.25)、デル(3.16)の順で高い。乖離指数ではHPが0.15で最も良い。
8. サポートの的確さ
サポートの的確さでは、「広い意味でのサポートの的確やスキルなど」を問うている。期待度はNEC(3.55)、IBM(3.54)、富士通(3.42)の順で高く、満足度もNEC(3.27)、IBM(3.22)、富士通(3.15)の順で高い。乖離指数ではHPが0.20で最も良い。
9. 製品の設定価格
製品の設定価格とは、「製品の値段が安いと感じているかどうか」について聞いている項目だ。期待度はデル(3.84)、HP(3.45)、 NEC(3.32)の順で高く、満足度もデル(3.56)、HP(3.23)、NEC(2.99)の順で高い。乖離指数ではHPが0.22で最も良い。
図3はデータをグラフ化したものであるが、やはりこれも最初の説明のように、中堅・中小企業に対して「低価格」サーバを全面的に打ち出しているデルが頭1つ抜き出ており、HPがそれに続いている。
最後に
これまで「中堅・中小企業における新ITシステムの動向2006」と題して、全7回にわたって中堅・中小企業のIT導入実態について幅広くデータを 紹介してきた。本連載で紹介しきれなかった分野、あるいは詳細なデータについては、「2006年版 中堅・中小企業のIT/ソリューションの実態と展望」レポートのほうに譲りたい。
同レポートについての詳細をご希望の方は、下記URLまでお問合せください。
http://www.norkresearch.co.jp/
これらの情報を中堅・中小企業の経営者もしくはIT部門の方、ITベンダーのソリューション立案者の方々などに何らかの形でご参考にしていただけたら幸いである。