.NETとの相互運用サンプルを試す

2006年11月20日(月)
江川 潔

デモ用サーバをIISへ配置

   以下のディレクトリ内にあるファイルをサーバのディレクトリへコピーします。


コピー元ディレクトリ:
samples\integration\dotnet\dotnet_server_celtix_client\dotnet\server
コピー先ディレクトリ:
C:\Inetpub\wwwroot

   続いて、次のようにディレクトリ名を変更します。

変更前:C:\Inetpub\wwwroot\server

変更後:C:\Inetpub\wwwroot\HelloWorld_doclit

   コントロールパネルからIISマネージャを起動します。既定のWebサイト配下にあるHelloWorld_doclitフォルダを右クリックします。プロパティダイアログでディレクトリを作成してください。

   次のURLをInternet Explorerで開き、.NETサーバのテストを行います。

http://localhost/HelloWorld_doclit/HelloWorldService.asmx

   「sayHi」と「greetMe」の2つのメソッドがあり、クリックすることでテストを実行できます。

   コンソールの表示を確認しながらクライアントを起動します。

注1: なおWidnowsXPの環境で.NETサーバの動作確認はできていません。

antを使ったクライアントのビルドと起動

   samples\integration\dotnet\dotnet_server_celtix_clientディレクトリからant buildスクリプトによってビルドし、デモを実行します。

ant build
ant client

   WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを実行します。

ant clean

wsdl2javaとjavacコマンドを使ったクライアントのビルドと起動

   samples\integration\dotnet\dotnet_server_celtix_clientディレクトリからターゲットディレクトリのbuild/classesを作成し、WSDLファイルからコードを生成します。

mkdir build\classes
wsdl2java -d build\classes -compile .\wsdl\hello_world.wsdl

   次のコマンドでクライアントとサーバアプリケーションをコンパイルします。1行目がすでに設定されている場合は2行目から実行してください。

set classpath=%classpath%;%CELTIX_HOME%\lib\celtix.jar;.\build\classes
javac -d build\classes src\demo\hw\client\*.java

Javaコマンドを使ってデモクライアントを起動

   samples\integration\dotnet\dotnet_server_celtix_clientディレクトリから次のコマンドを実行します。

java -Djava.util.logging.config.file=%CELTIX_HOME%\etc\logging.properties
demo.hw.client.Client .\wsdl\hello_world.wsdl

   WSDLファイルやclassファイルから生成したコードを削除して、buildディレクトリを削除するには次のコマンドを実行してください。

ant clean
日本アイオナテクノロジーズ株式会社 テクニカルセールスマネージャ

株式会社富士通SSLでNTT仕様のオペレーティング・システムの開発に従事したのち、日本ディジタルイク イップメント株式会社でNTT向けシステムの開発、その後、ソフトウェアとハードウェアのプリセールス活動を展開した。DECの合併を経て、現職のミドル ウェア製品のマーケティング、アライアンス、プリセールスなどに従事。

blog「Essence is Real」
http://blogs.iona.com/essence/

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