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| 匠の技が入ったAMDプロセッサが提供するハイパフォーマンスサーバ | ||||||||||||
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今回取り上げたHP ProLiant DL365はどのようなコンセプトで作られているのか。そしてHPのサーバの設計思想はどのようなものなのかを製品担当者より話を伺った。
礒氏:HPのIAサーバとなるProLiantシリーズには、ブレード型となる「BLシリーズ」、タワー型となる「MLシリーズ」、ラック型となる「DLシリーズ」の3つのサーバ製品ラインナップがあります。これらは搭載しているプロセッサであるAMDとIntelのロードマップに沿った形で製品を展開しています。 礒氏:ラック型となる「DLシリーズ」でも搭載しているプロセッサはIntelのものとAMDのものに分かれています。HP ProLiant DL365は、Intelプロセッサを搭載したHP ProLiant 360G5のAMDプロセッサ搭載モデルという位置づけです。AMDのプロセッサはHigh Performance Computing(HPC:注1)やElectronic Design Automation(EDA:注2)などのアプリケーションの処理に強いこともあり、それらの市場ニーズに応えるためにHP ProLiantシリーズにおいて製品化しています。 ![]() AMD Opteronプロセッサ
※注1:
ゲノム解読、天気予報の精度の向上、衝突実験における人体ダメージの計算、核分裂の立体画像シミュレーションなどの研究開発や設計シミュレーションの各分野で現実には不可能だった実験シミュレーションなど、超高度な演算性能を要求する分野。
※注2: Electronic Design Automationの略で、電子機器や半導体など電気系の設計作業を自動化し支援するためのソフトウェア、ハードウェアのこと。
礒氏:AMDプロセッサを搭載したサーバの日本におけるシェアはまだ4%しかありません。それはIntelのQuad Core搭載プロセッサが先に市場に投入されたことが理由に挙げられるかと思います。しかしAMDでも今年後半には「Barcelona」というQuad Coreのプロセッサがでてきますので、これをきっかけに市場が動くと思われます。日本ではHPCやEDAといった用途で利用するために選んで購入されているケースが多くみられます。そもそもAMDプロセッサは米国では20%、ワールドワイドでも14〜15%もシェアを持っています。今後、AMDのプロセッサはHPCやEDAなどの特別な用途ではなく汎用的方向へ向かっていくと思いますので、その勢いをHPのサーバにも盛り込んでいければと考えています。 礒氏:HP ProLiant DL365を購入されるお客様ですと、オプションとして購入されるもので最も多いのがメモリです。この他に例えばHPC用途で使う際に重要視されるのがメモリとネットワークの帯域幅なので、高速なネットワークインターフェイスカードも選ばれる方が多くみられます。 拡張スロットに装着するカードにはPCI ExpressもしくはPCI-Xの2つがありますが高度な使い方をされているお客様の中には、PCI Expressを使って高速なネットワークカードを装着される方もいらっしゃいます。 ![]() 内部にあるPCIスロット部 |
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