秀丸エディタの魅力に迫る

2007年9月11日(火)
Iranoan

秀丸エディタの概要

   「秀丸エディタ」とは、いわゆるテキストエディタ(以下、エディタ)と呼ばれるソフトウェアです。文字入力、ひいてはプログラミングなしに現在のコ ンピュータは成り立たちません。そのため、文字入力を行うエディタはコンピュータには欠かせない存在といえるでしょう。


秀丸エディタのメイン画面
図1:秀丸エディタのメイン画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   例えばUNIXやLinuxなら「vi」や「Emacs」、Mac OSなら「SimpleText」や「TextEdit」、Windowsなら「メモ帳」といったように、エディタはどのOSにも標準で付いています。

秀丸エディタの特徴

   その中でも「秀丸エディタ」は、おそらく日本のWindows環境でもっともよく使われているエディタの1つではないでしょうか。秀丸エディタは4,200円のシェアウェアですが、多くのユーザが登録し、様々な分野・環境で活用されています。

   しかし「Windowsなら最初からメモ帳が用意されているのに、なぜ他のエディタを使うのか」という疑問が浮かぶかもしれません。

   その理由は次の通りです。

  • あつかえるファイルサイズが大きい
  • スクロールをはじめとした高速な動作
  • アンドゥ/リドゥがメモリの許す限り無制限
  • 豊富なカスタマイズ機能
  • 豊富な検索機能
  • ファイル上の記述から別のファイルを開く機能
  • 電子メールアドレスやURL、特定文字列のカラー表示機能
表1:メモ帳以外の他のエディタを選ぶ理由

   これらの機能の多くは、秀丸エディタ以外のエディタにも搭載されています。その中から秀丸エディタを取り上げた理由は、歴史がある(注1)分だけ、機能と高速動作のバランス良いからです。


※注1: 歴史がある
秀丸エディタはWindows 3.1の時代から存在しています。1995年12月23日に32ビット版となり、Windows 95に対応しました。


   しかし文字入力をするといっても、エディタである以上、多くの画像を併せて利用したいという人、文字だけであってもセンタリングなどの文章整形・ル ビ振りなどの文字装飾を行う人には秀丸エディタは向きません。この種の作業は装飾機能を重視したエディタやワードプロセッサを使う方がよいでしょう。

現在、某大学にて非常勤講師を務めています。コンピュータを本格的に使いはじめたのはWindows 95以降。状況によりLinuxも使用していますが、道具として使っているだけで、コンピュータを専門としているわけではありません。もともと「私的に纏 めている原稿を公開しても良いか?」と伺ったことを契機に「秀丸エディタ公式マニュアル」を執筆させていただいております。

秀丸エディタ公式マニュアル
http://hide.maruo.co.jp/swreg/manual.html

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