第3回:社内SEからゲーム業界SEを目指す(前編) -「やっぱりゲーム業界で働きたいんです!」 (1/2)

転職成功への近道
転職バーチャル相談室 〜転職成功への近道〜

第3回:社内SEからゲーム業界SEを目指す(前編)
-「やっぱりゲーム業界で働きたいんです!」
2006/10/20
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転職バーチャル相談室 〜転職成功への近道〜 転職アドバイザー♯005 桝田 秀吉氏
はじめに
転職アドバイザーとは 転職に対する不安や疑問などは自分で考えても解消できないことが多いものです。経験豊富な転職アドバイザーに相談することで、知らなかったり気づかなかったことを見出せるでしょう。また1つの疑問を複数の転職アドバイザーに相談してみることで、自分の視野が広がり、より良い転職を目指すことができます。

「転職バーチャル相談室〜転職成功への近道〜」の第3回は、社内SEとして勤務するC氏が相談者です。前編の今回は、いっぽ有限会社の桝田秀吉氏に相談します。

プロフィール
相談者C
相談者Cさん

職種:社内SE
年齢:25歳
経験年数:2年

現在は社内SEとしてシステム開発を行っている。もともとあったゲーム業界への希望を捨てきれず、今回転職アドバイザーに相談を行った。

相談者Bのキャリアシート
相談者Cさんの職務経歴書
(画像をクリックすると拡大)


転職アドバイザー♯005 桝田 秀吉氏
いっぽ有限会社
転職アドバイザー
桝田 秀吉氏

アメリカはポートランドにおいて、PC会社のテクニカルサポートを担当。帰国後はシステムエンジニア、受注と派遣サイドを経験。ゲーム業界という日本の誇れる舞台で、優秀な人材を活かすべく人材紹介ビジネスに転職し、現在に至る。

技術力は面接でアピール
技術力は、それを表現できなければ相手には伝わりません。デモや自己PRを交えて、相手に伝える努力を忘れずに。

本や雑誌を良く読もう
ゲーム開発に関する情報は本や雑誌などで詳しく紹介されています。今どのような技術が使われているかなど情報収集をしておきましょう。

目標の会社のゲームは
プレイしておく

ゲーム会社を受ける人は皆「ゲームが好き」であるのは間違いありません。どこが好きかや自分ならどうするかをアピールしましょう。

オンラインゲームは
これからの業種

オンラインゲームは今まさに課金制度をはじめ、ビジネスモデルの議論が行われています。「どうあるべきか」と考えておくことも重要です。


未経験でも転職できるのか
ゲーム業界に再挑戦できるか
相談者C氏    本日はよろしくお願いします。

桝田氏    よろしくお願いします。

相談者C氏    早速なのですが、私はもともとゲーム業界への就職を希望していたのですが、現在社内SEという立場で働いております。今の仕事に不満はないのですが、やはりゲーム業界に関わりたいと考えています。25歳という年齢での転職は難しいでしょうか。

桝田氏    ゲーム業界といっても、例えばPS2などのコンシューマタイトルや携帯電話のゲームなどがあります。目標とする分野はあるのでしょうか。

相談者C氏    ゲームの中でも、特にオンライン、インターネット上でプレイできるゲームに興味があります。

桝田氏    例えばどのようなタイプのオンラインゲームをプレイされていますか。

相談者C氏    MMORPGが中心です。カジュアルゲームもプレイしますが、メインとなっているのはRPGになります。

桝田氏    実際にプレイされていて、なぜMMORPGにこだわっているか、もしよければ聞かせてください。

相談者C氏    コンシューマ向けのRPGに比べ、MMORPGはコミュニケーションを含めたシステムの面白さがあると考えています。

桝田氏    現在の仕事内容で、MMORPGに活かせる部分はあると思いますか。

相談者C氏    そこが、自分の中で不安に思っている点です。

桝田氏    職務経歴書を拝見しましたが、ここに書かれている人事システムや通販システムの開発では、どういった部分を担当されましたか。

相談者C氏    2004年の時点では、社内の人事システムのユーザインターフェース開発を担当をしました。2006年の案件では、同じく社内の通販システムに関して、主にユーザインタフェース部とバックエンドのシステム開発を担当しています。

桝田氏    ここにサブリーダとして担当されていると書かれていますが、具体的にどのような立場で作業されたのでしょうか。

相談者C氏    この案件ではプログラマが全体で30人参加しており、5名ずつのチームで各パートの開発を行いました。私はその中で、3つのチームの技術サポートと進行の管理を担当しました。

桝田氏    人員管理についても経験を積まれているわけですね。そういった経験があると、リーダーシップを取れるという点で強みになります。

   Javaを中心に開発を行っているとのことですが、他の言語についてはいかがですか。

相談者C氏    仕事の中ではJava以外を使うケースはありません。趣味ではC++での開発を行っていますが、今すぐに仕事で使えるレベルではないと考えています。

桝田氏    コンシューマ向けタイトルはもちろん、MMORPGでもメインとなるシステムはCやC++、C#の知識が必要です。Javaだけしか使えない現状は、システム開発を目指すというのは難しい面がありますね。

   例えばMMORPGの開発を目指すとして、システム周りではなく、ゲームをサポートする部分に挑戦する可能性はありますか。

相談者C氏    それは例えばアイテム販売のような課金システムということでしょうか。

桝田氏    そうです。

相談者C氏    通販システムの開発にも携わった経験がありますので、そういった部分では自分のスキルを活かせると思います。

桝田氏    言語の面ではJavaを使った携帯電話ゲームの分野もありますね。

相談者C氏    はい。ただ、自分としてはやはりオンラインゲームに拘りたいという気持ちがあります。

桝田氏    わかりました。では、そちらを中心にお話を進めていきましょう。

次のページでは、実力とアピール能力がポイントの転職を考える! >>
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INDEX
第3回:社内SEからゲーム業界SEを目指す(前編) -「やっぱりゲーム業界で働きたいんです!」
ゲーム業界に再挑戦できるか
  実力とアピール能力がポイント
転職バーチャル相談室 〜転職成功への近道〜
汎用系SEから
オープンソース系SEを目指す
(相談者:28歳SE)
第1回:前編「汎用システムそのものの将来性に不安があるのですが」
第1回:後編「バックオフィスからエンドユーザコンピューティングに転職できますか」
SIerから社内SEを目指す
(相談者:30歳SE)
第2回:前編「企業のシステムを1から構築したいのですが」
第2回:後編「これまでのキャリアはどのように評価されますか」
社内SEからゲーム業界SEを目指す(相談者:25歳社内SE) 第3回:前編「やっぱりゲーム業界で働きたいんです!」
第3回:後編「これからのゲーム業界動向とそこでのキャリアアップは?」

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