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IT転職百科事典
第28回:本当にあった!ITエンジニア垂涎の極上オフィス環境
編者:Tech総研 2007/5/23
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Tech総研3月14日更新の記事
「IT業界の悪しき慣習を破る! 技術屋社長の社内制度」
でも紹介したように、慢性的な人材不足に陥っているIT業界では、さまざまな切り口から従業員満足度向上に取り組んでいる。
前回の記事では「給与体系」や「社員制度」にフォーカスした。前回の記事に見られるとおり、ITエンジニアがIT業界への不満として感じているのは、「残業や休日出勤が多い」ことがある。仕事は一生懸命頑張っているのだが、クタクタなのだ。
しかし、肉体的・精神的な疲れを解放する工夫が取り込まれている職場も、やはり増えてきている。そうした職場のITエンジニアは、自分たちの環境を自慢に感じるほどだという。
そこで今回は、「心地よさ」「精神的なゆとり」にフォーカスして職場を紹介する。どんな環境なら安心・満足して働くことができるのか。ITエンジニアの口から、自社の働きやすさを語ってもらった。
池田和徳さん
金融ソリューション事業部
開発5部
プロジェクトディレクター
「同業他社の友人たちにうらやましがられるのが、社内でマッサージが受けられること。私自身、勤務時間中に行けるので、体が疲れているときはもちろん、寝不足のときなどに利用しています」と語るのは、金融ソリューション事業部開発5部プロジェクトディレクターの池田和徳さん。
電通国際情報サービスでは、ITエンジニアの健康を推進するため、10年以上前からマッサージ室を設けてきた。当初は小規模で始めたサービスだが、利用者も増えるにつれ、サービスを拡大。現在では4人のヘルスキーパー(マッサージ師)が常駐し、10時〜17時でサービスを提供している。
人気が高まる最大の理由は、利用しやすさにある。「マッサージには全身マッサージと上半身だけのクイックマッサージの2種類のメニューがあります。全身マッサージは40分のサービスで500円。クイックは20分で300円という手軽さがいいんです。街でマッサージを受けようと思ったら、この10倍はかかりますから。また12時〜13時という昼休みの時間でもマッサージを受けられるように、配慮してあるのもうれしい」と池田さん。
予約も簡単だ。「Web上の予約システムで、空いている時間を確認し予約するだけ。その便利さがいいんです」と池田さんは言う。予約者の名前は公開されないので、気楽に受けることができるという。
電通国際情報サービスでは、毎年秋に健康づくりセミナーを開催するなど、ITエンジニアが健康に仕事ができるような取り組みが行われている。
「健康だからこそ、仕事にまい進できる。そこに配慮のある当社は、非常に魅力的な職場です」
全身マッサージでは着替えも用意。さりげなくヒーリング音楽も流れており、リラックスできる
常駐している4人のヘルスキーパー。10時から17時の間でサービスを提供
管理本部
人事部 健康管理室
保健師
小林あけみさん
社員の健康管理とその相談を一手に引き受けているのが、保健師の小林あけみさんだ。「社員の息抜きやリフレッシュのためには、ヘルスキーパーさんたちは欠かせない存在なんです」と小林さんは言う。
現在、同社で働くヘルスキーパーは4人。誰が担当しても「その人に合ったマッサージ」が提供できるよう、どんな体調だったのかをきちんと記録しているという。それだけではなく、すごく疲れていると感じたり、体調不良で悩んでいたり、困っている社員には、「産業医や保健師に相談してみたら?」と促してくれるというのだ。「社員の健康を守るためにも、彼らのサポートは非常に重要なんです」と小林さん。
池田さんが紹介した健康づくりセミナーの開催も、小林さんたちが取り組んでいることのひとつだ。
「健康づくりセミナーは、落語家を呼んだり、簡単な測定機器を用意したりして、皆でワイワイ楽しみながら健康について考えてもらうための機会なんです。これからも社員が健康で楽しく仕事できるよう、さまざまなサービスを提供していきたいと思います」
中村詩織さん
エンタープライズソリューション事業部
コンサルティング3部
シニアコンサルタント
エンタープライズソリューション事業部コンサルティング3部の中村詩織さんが産前産後休暇(産休)に入ったのは2005年11月。2006年8月7日に職場復帰するまで、育児休業制度(育休)を利用した。「8カ月間休むことになるので、ちゃんと戻って仕事ができるのか最初は不安でした。でも周囲の人たちは当然のように、産休、育休を取って職場復帰するんでしょと考えてくれていたのです。制度があるだけではなく、周囲も支えてくれる。だからこそ、仕事を辞めるという選択肢はありませんでした」と中村さんは出産前を振り返る。
産休が終わるころに行った上司との面談も、中村さんの語る「周囲の支え」のひとつである。「復帰の時期やそのとき、どんな仕事がしたいかを聞いてくれたんです。私の意見も聞いてくれることが、うれしかったですね」。
仕事に復帰してから1歳になるまでは、育児短時間勤務制度を利用。出産前同様、ある企業のプロジェクト管理の仕事に就いた。「打ち合わせの時間も私の勤務時間に合わせてくれたり、自然に周りの人たちがサポートしてくれたりするんです。こんな文化が根付いているからこそ、復帰できるんだと実感しました」と中村さんは言う。
この4月から現在の部署に異動し、シニアコンサルタントとしての業務が始まった中村さん。当初は対顧客の業務も増えるため、子供が熱を出すなどのアクシデントで迷惑をかけるのではと思い、上司にその不安を打ち明けた。
「上司は、子供がいるからと考える必要はないと言ってくれました。人間であれば誰でも急なアクシデントに襲われることがある。だから子供がいてもいなくても同じことだと。この言葉で不安は吹っ切れました。周囲の人たちも支えてくれる。本当に仕事がしやすい職場なんですよ」
社内にマッサージが受けられるのは羨ましい限り。ではもう1社、毎日、夜食が提供されるという企業を紹介しよう。
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