PTCジャパンは12月19日、同社が提供するArbortextシリーズによるダイナミックパブリッシングシステムを拡張する「Arbortext Content Manager」を発表した。価格は1ライセンス126,000円(税別、別途オラクルサーバが必要)。
同社の提供する一体型ダイナミックパブリッシングシステムは、テキストやグラフィックスの作成、コンテンツおよび構成の管理、パブリッシングの自動化、画像データのイラスト化などの機能を統合的に提供する。
今回提供開始するArbortext Content Managerは、Arbortextで作成したXMLデータの管理を最適化し、地理的に分散したチーム間での共同作業をサポートするだけでなく、高度なワークフロー機能によって構成管理やパブリッシングのリリースなどの重要プロセスを容易に自動化できる。
PTCジャパンのダイナミックパブリッシングシステムの特徴は以下の通り。
- パブリッシングにおけるプロセスの全段階に対応
- ドキュメントの共同作成においてコンポーネントベースのXMLオーサリングに対応
- テクニカルイラストレーションを広範囲にサポート(ゼロからの作成、CADデータに基づく作成のいずれも可能)
- 包括的なコンテンツ管理(ドキュメントを再利用可能な要素に分割)
- 構成管理とワークフロー管理に関する強力な機能
- ひとつのソースからあらゆるメディア(印刷、電子)に自動パブリッシングするダイナミックなドキュメントの編集
- Microsoft Officeとの連携
表1:PTCジャパンのダイナミックパブリッシングシステムの特徴
さらにPTC上席副社長兼CPOのJames Heppelmann氏は、一体型ダイナミックパブリッシングシステムの特徴として、導入に要するコストを最小限に抑えられることを強調している。
(ThinkIT編集局 千本松 歩)
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