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ソフトウェアメトリックス調査報告〜システム開発における品質・工期・生産性
第1回:ソフトウェアメトリックス調査の組織発足
著者:
日本情報システム・ユーザー協会
2005/10/28
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ソフトウェアメトリックス調査の概要
まず調査対象となるプロジェクトについて説明する。当調査では、「過去2年以内に開発が完了」「開発コストが500万円以上」「新規または、改修プロジェクト(システム保守プロジェクトやマイナーチェンジの改修プロジェクトは除く)」というプロジェクトを調査対象とした。
その結果、ユーザ企業を中心に40社、133プロジェクトのデータを収集できた(表1、図1)。件数を見てもわかるように、調査に協力してもらった1企業につき、平均4件の調査表を提出してもらえたこととなる。
業種分類
企業数
プロジェクト件数
A. 建設業
3
7.5%
8
6.0%
B. 製造業
16
40.0%
41
30.8%
C. 電気・ガス・熱供給・水道業
4
10.0%
8
6.0%
D. 情報通信
5
12.5%
28
21.1%
E. 運輸
3
7.5%
9
6.8%
F. 卸売・小売業
1
2.5%
2
1.5%
G. 金融・保険業
5
12.5%
31
23.3%
H. 不動産業
1
2.5%
3
2.3%
I. サービス業
2
5.0%
3
2.3%
合計
40
100.0%
133
100.0%
表1:回答企業業種
図1:回答企業の業種(日本標準産業分類 参照)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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書籍紹介
「ユーザー企業 ソフトウェアメトリックス調査2005」
本連載は日本情報システム・ユーザー協会より発刊されている「ユーザー企業 ソフトウェアメトリックス調査2005」をもとに記事を掲載しています。上記調査報告書は、ユーザ企業からの開発における品質・工期・生産性の標準的な値・指標の声を反映した報告書なっています。調査資料のご購入は下記のリンクより行えます。
ご購入はコチラ
http://www.juas.or.jp/product/swm05.html
「ソフトウェアメトリックス調査2006ご協力のお願い」
今年度も引き続き当調査を実施いたしますが、今年は開発実績データに加えて、保守に関しても調査項目を設け、保守作業を推進していく際の品質・工期・生産性に関する標準値を分析します。
他社と比較できる絶好の機会となりますので、是非、データのご提供に協力を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。調査にご協力いただきました企業の方には、分析結果報告書を2006年4月予定で発送させていただきます。調査に関する詳細は下記URLをご参照ください。
システム開発の新規案件対象プロジェクトが無い場合も、システム保守案件について他社と比較出来ますので、是非ご協力下さい。
http://www.juas.or.jp/project/survey/sec/2006/2006.html
著者プロフィール
日本情報システム・ユーザー協会
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会
ユーザーの立場からの産業情報化の推進を目的とし、大手ユーザー企業を中心に、約250社の会員を擁し、経営とITに関する様々なテーマや、立場に応じた40以上の委員会、研究会、研究プロジェクトを実施し、毎年、各種調査・研究報告書の刊行や、提言を行っている。1962年、日本データ・プロセシング協会として創立、1992年社団法人日本情報システム・ユーザー協会として、全面的に拡充改組。
http://www.juas.or.jp/
INDEX
第1回:ソフトウェアメトリックス調査の組織発足
ソフトウェアメトリックス調査の概要
ソフトウェアメトリックス調査組織発足の経緯
調査の必要性