ブートローダ「GRUB2」に重大な脆弱性
2015年12月23日(水)
hmarco.orgは12月14日付けの記事で、ブートローダ「GRUB2」にゼロデイ脆弱性が存在すると発表、注意喚起を行った。この脆弱性を悪用されると、ローカルから正式な認証を経ずに不正にシステムを乗っ取られる危険がある。
脆弱性は、CVE-2015-8370で指摘されている。この脆弱性が存在するのは、「GRUB2」のバージョン1.98から2.02まで。該当するバージョンを利用しているマシンは相当数に渡ると見られている。
各ベンダーから、この脆弱性を修正したGRUB2がリリースされており、利用者はアップデートが強く推奨される。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
アナウンス(英語)
その他のニュース
- 2024/11/22 Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9ベースの「Oracle Linux 9.5」をリリース
- 2024/11/22 ReiserFSがLinuxカーネルのサポートを外れる
- 2024/11/22 オープンソースの仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment 8.3」リリース
- 2024/11/22 「Rocky Linux 9.5」リリース
- 2024/11/21 Arch Linuxのメニューベースのインストーラ「archinstall 3.0」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。