富士通コンピュータテクノロジーズ、組込みソフト向けモデル駆動開発ツールを提供開始
富士通コンピュータテクノロジーズは11月1日、既存の資産やUMLモデリングなどの技術を生かして、簡単に始められる新しいモデル駆動開発ツール「BricRobo」の提供を開始した。有料ライセンス(1ライセンス1名)は、17,850円(税込)。非商用利用には、機能制限ありの無料ライセンスも提供される。
BricRoboは、世界中で広く使われているUMLモデリングツールEnterprise Architect(EA)で書かれたモデルからソースコードを生成することができる。EAはUMLのほか、データフロー図(DFD)・構造図(SD)・SysMLなど、様々なモデルが記述できる。様々なモデルが混在するEAのファイルから、BricRoboモデルを抽出してソースコードを生成する。これにより、BricRoboモデルの要求・仕様を他のモデルで表現しながら開発が進められるので、仕様・設計とツールに入力するモデルとの乖離がなくなり、モデル駆動開発本来の利点を更に引き出すことができる。
BricRoboが生成するコードはC/C++言語をサポートする。動作に必要なランタイム環境は非常に小さく、省リソースのRTOSでも動作する。さらに、OSが載らない8ビットマイコンでも動作可能。
また、既存コードをリファクタリングして部品の中に閉じ込め、再利用を可能とする。プログラミング経験が少ない開発者でも、容易に部品を組合せたり、入れ替えたりできる。一度に全てをBricRoboに移行する必要はなく、部分的に適用可能。
BricRobo
http://jp.fujitsu.com/group/fct/services/bricrobo/
ニュースリリース
http://jp.fujitsu.com/group/fct/release/2012/1101.html
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