富士通、Hadoopとの連携を実現したCOBOL「NetCOBOL V10.5」を販売開始
2012年12月7日(金)
富士通は12月5日、COBOLバッチアプリケーションをApache Hadoopで並列分散処理し、バッチ処理時間を大幅に短縮する機能を追加したCOBOL開発・運用ソフトウェア「NetCOBOL V10.5」を販売開始した。
「NetCOBOL V10.5」は、Hadoopとの連携を実現した、COBOL開発・運用ソフトウェア。「NetCOBOL」で開発したバッチアプリケーションや他社のCOBOLで開発されたバッチアプリケーションを、再コンパイルによりHadoopで並列分散処理できるため、既存のCOBOLデータやアプリケーションに手を加えることなく、バッチ処理時間を大幅に短縮することができる。
例えば、128GBのデータを16多重で集計した場合、従来のバッチ処理に比べ、Apache Hadoopベースの当社製品「Interstage Big Data Parallel Processing Server」との組み合せで、バッチ処理時間を約18分の1に短縮したという。本製品とApache Hadoopとの組み合わせだけでも約3分の1に短縮した。
同社のパブリッククラウドサービス「FGCP/S5」、およびアマゾンウェブサービスの「Amazon Elastic Compute Cloud」、「Amazon Elastic MapReduce」上で本製品の動作を確認済みで、各クラウド基盤上にインストールして利用することもできる。
その他のニュース
- 2024/12/14 AWS、「Data Exports for FOCUS 1.0」の一般提供を開始
- 2024/12/13 Linuxディストリビューション「OpenMandriva Lx 24.12 "ROME"」リリース
- 2024/12/11 オープンソースのエミュレーター「QEMU 9.2」リリース
- 2024/12/10 systemdの代替を目指すサービスマネージャ「GNU Shepherd 1.0」リリース
- 2024/12/9 軽量なLinuxディストリビューション「manjaro 24.2」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 富士通、アプリケーションサーバーソフトウェア「Interstage Application Server V11」を販売開始
- IIJ、ビッグデータの並列分散処理環境「IIJ GIO Hadoopソリューション」を提供開始
- 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、OSSベースのデータ統合製品を販売開始
- 富士通の高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER」
- 富士通研究所、スマートフォンを安全に業務で利用できるアプリケーション実行基盤技術を開発
- 富士通、「Oracle Linux」「Oracle VM」向けのサポートサービスを強化
- 富士通、中小企業向けバックアップアプライアンス「ETERNUS BE50」を販売開始
- 富士通コンピュータテクノロジーズ、組込みソフト向けモデル駆動開発ツールを提供開始
- Cloudera、「Cloudera Enterprise 5.2」を発表
- OpenStack、Docker、Hadoop、SDN、.NET…、2014年のOSS動向をまとめて振り返る