富士通、UNIXサーバ「SPARC M10」がJavaアプリケーションで世界最高性能を達成
2013年7月25日(木)
富士通は7月23日、同社の提供するUNIXサーバ「SPARC M10(スパーク エムテン)」の最上位モデル「SPARC M10-4S」が、Javaアプリケーションのベンチマークテストである「SPECjbb2013(SPEC Java Business Benchmark 2013)」で世界最高性能記録(2013年7月23日現在)となる毎秒16万8127回の処理を達成したと発表した。
SPECjbb2013は、Javaアプリケーションが稼働するサーバの性能を評価するために業界で標準的に使用される、SPEC(Standard Performance Evaluation Corporation)で開発されたベンチマーク。このベンチマーク計測モデルは、受注・配送・入出金処理・在庫管理など、実際の業務に則した処理から構成されている。レスポンス時間に制約のない測定環境の「max-jOPS」と、レスポンス時間が制約され、実際の業務要件により近い環境の「critical-jOPS」という2つの指標で構成される。
今回の測定は富士通が開発したプロセッサ「SPARC64 X」を16CPUおよび4CPU搭載した「SPARC M10-4S」で行った。16CPU構成による「critical-jOPS」および「max-jOPS」の測定では、いずれも世界最高性能を達成し、特にレスポンス性能を示す「critical-jOPS」の測定結果(毎秒16万8127回)は、2位の記録を約7倍以上も上回る値となる。
また、4CPU構成でも両指標で同CPUレンジの製品を上回る性能を達成。「critical-jOPS」の測定結果(毎秒5万562回)は、同クラスの製品と比べて2倍以上も優れた性能値となるという。
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