NTT、ワンソース・マルチスタイルの新たなコンテンツ活用を実現するHTML5コンテンツ分割・連携技術を開発
2013年2月13日(水)
日本電信電話(以下、NTT)は2月8日、次世代Webブラウザの標準仕様であるHTML5を用いて1つのコンテンツ情報(ワンソース)を複数の端末(デバイス)に合わせ、自動で分割及び連携することができるコンテンツ分割・連携技術を開発したと発表した。
HTML5コンテンツ分割・連携技術は、複数のデバイスに搭載されたHTML5ブラウザ(子ブラウザ)とWebサーバの間で機能する。WebコンテンツをDOMと呼ばれるWebの構成要素による部分コンテンツ(例えば、映像画面、操作画面、情報画面など)に分割することができる。また、この部分コンテンツは、ユーザーの利用シーンに合わせ複数のデバイスに自在に振り分けられる。さらには、本技術が一括して子ブラウザに表示されるコンテンツの状態を管理することで、別々のデバイスに振り分けたコンテンツ同士を同期させることが可能。したがって、サービスを提供する事業者は1つのコンテンツを用意するだけで、マルチデバイスを連携させるサービスに対応することができる。
この技術により、HTML5を用いたWebアプリケーションや映像を含んだコンテンツ等の制作において、デバイスの追加や変更に合わせた修正が不要となり、コンテンツの制作期間および開発費用を飛躍的に削減することができる。NTTでは今後、本技術の展開を通し、家庭内のテレビやスマートフォン、タブレット等様々なデバイスで1つのコンテンツを利用する、ワンソース・マルチスタイルの利用シーンの拡大をめざす。
日本電信電話
http://www.ntt.co.jp/
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