デジタルアーツは3月18日、スマートデバイス向け企業・官公庁・教育機関用クラウド型Webフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー」をVer.2.1にバージョンアップし、iOS端末用アプリケーションをAppStoreに公開すると発表した。Android端末用アプリケーションの公開は4月下旬を予定する。
通常、端末でWebアクセスすることで、ユーザーのアクセス履歴やアカウント情報、ダウンロードしたファイルなどのデータが残るが、利用用途がビジネスの場合、社内システムにアクセスして企業の重要な情報が端末に残っているとフィッシング詐欺サイトやマルウェアから情報漏洩につながる危険性があるため、端末にデータを残さない運用が必要になる。Ver.2.1では、管理者がグループ単位で設定できる機能として、端末に残すデータを許可・禁止できる「プライバシーモード」と、特定のタイミングでデータを自動削除設定できる機能を追加し、スマートデバイスを通じたデータ管理において、よりセキュアな環境を提供する。
主なバージョンアップの内容は以下の通り。
- 端末に閲覧履歴・キャッシュ・ID/パスワード情報を保存させない「プライバシーモード」を提供
- 端末の閲覧履歴・キャッシュ・ID/パスワード情報を特定のタイミングで自動削除も可能
- コンテンツのダウンロード制御や、文字列のコピー&ペーストの制御を提供
- iOS端末でベーシック認証・ダイジェスト認証に対応(※Android端末はVer.2.0で既に対応済み)
- Webサイトの閲覧時に文字コードの変更が可能
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