日本IBM、Webサイトの問題や障害を発見する新ソフト

2013年4月4日(木)

日本IBMは4月2日、Webサイトにおいて、利用者が直面した障害や問題などを可視化するソフトウェア「IBM Tealeaf Customer Experience V8.7」を発表した。

「IBM Tealeaf Customer Experience V8.7」は、2012年5月に買収を発表したTealeaf Technology社との統合後初めて提供する製品。買い物やチケット予約、銀行振込みなどの目的を達成するまでの情報入力やサイト間の移動など、利用者のWeb上での行動をデータとして取得して、グラフィカルな管理画面で可視化し、Webサイトのユーザーインターフェースにおける不具合や障害を発見できるようにする。利用者のWeb上での動線を再現できることにより、特定の箇所で利用者が情報入力を中止した理由をひも解くことができる。さらに、新製品はパソコン上のブラウザで閲覧するWebサイトだけでなく、スマートフォンやタブレット端末で活用するモバイルアプリケーションにも対応する。

「IBM Tealeaf Customer Experience V8.7」は、購入後1~2週間の構築・設定作業で使用できる。サーバーを1台準備して新製品を導入し、Webサーバーとインターネットをつなぐ経路から分岐させてネットワーク接続することで、Webサイトへのアクセスログを取り込む。取り込んだログは集計・分析され、管理者は管理画面からその結果を確認できる。Webサーバーに負荷をかけないため、Webサイトのパフォーマンスが低下することもない。

ライセンス料金は1800万円からで、日本IBMおよび日本IBMのビジネス・パートナーから販売される。4月2日現在は英語版のみの提供。ただし、日本語で書かれたWebサイトにも対応するという。




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