ユビキタスとアットマークテクノ、業務産業分野向けデータ管理ソリューションの販売協業契約を締結
ユビキタスとアットマークテクノは5月8日、ユビキタス社のデータ管理ソリューション「Ubiquitous DeviceSQL (ユビキタスデバイスエスキューエル、以下 DeviceSQL)」 をアットマークテクノ社製のArmadillo(アルマジロ)ブランドの組み込みプラットフォーム「Armadillo-800シリーズ」および「Armadillo-400シリーズ」向けに最適化した「Ubiquitous DeviceSQL SDK for Armadillo」を開発、業務産業系組み込みシステム向けデータ管理ソリューションとして2014年6月下旬より販売していくことで合意したと発表した。
DeviceSQLは、組み込み機器向けに特化し、ストリームベースの世界最小クラスのデータベースエンジン(メモリフットプリント:50KB~)をベースに、高速データベース機能とイベント処理機能を兼ねそなえており、組み込みシステムに最適化されたデータ管理機能を実現するフレームワーク製品。Linux、μITRON、Windows Embedded、VxWorks、QNX、ThreadXなど各種組み込みOSをサポートしており、IPセットトップボックス、デジタルカメラ、カーオーディオ、携帯電話といった大中規模のコンシューマ向け製品を中心に採用実績を重ねている。Armadilloは、産業用途向け組み込みプラットフォームとして定評がある、アットマークテクノ社製CPUボードのブランド。
「DeviceSQL SDK for Armadillo」には、開発用のSDKとArmadillo上で動作する各種OSに対応したDeviceSQLランタイムサービスが含まれており、ユーザーは、SQL文を指定して、データベース検索や複雑なイベント処理を行うことができるため、データ管理アプリケーションを効率良く開発できるようになる。一方、導入費用については、Armadillo製品購入者向けに特別価格にて提供される上、量産時に必要となるランタイムライセンスは、少量から購入可能となっておりArmadilloと併せて多品種少量の組み込み機器に採用しやすいよう配慮されている。なお、対象のArmadillo製品の購入者は「アットマークテクノ ユーザーズサイト」からDeviceSQLの評価版ソフトウェア(利用期間制限付き)を無償でダウンロードし試すことが可能。
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