サードウェア、バックアップソリューション 「Bacula Enterprise Edition」のサポートを開始
サードウェアは6月5日、クラウド時代に適したマルチプラットフォーム対応の統合バックアップ製品「Bacula Enterprise Edition」 について、開発元のBacula Systems S.A.社(以下、Bacula Systems社) との間でマスターディストリビュータ契約を締結し、国内における販売とサポートを開始することを発表した。
Bacula Enterprise Editionは、オープンソースのBacula Community Editionをベースに、十分な検証、長期サポート、迅速なバグ修正、プラグイン(追加機能)などの機能とサポートを付加した製品で、金融機関、通信事業者、サービスプロバイダなどで数多くの採用実績があるエンタープライズ向け統合バックアップ製品。Bacula Systems社が6月4日に発表した次期バージョンBacula Enterprise Edition version 8は、仮想基盤への対応の強化と増大するデータのバックアップの効率化など機能強化がはかられている。
サードウェアは、「オープンソースによるデータ保護」戦略を掲げ、2008年より、DRBD、Heartbeat、Pacemakerを中核としたThirdware Linux-HAサポートとして提供を開始し、数多くの実績がある。DRBDは「現在の」データを強力に保護できる製品だが、障害やコンプライアンス対応のためのバックアップも重要であると考え、強化を検討し、海外で急速に実績を伸ばしているBacula Enterprise Editionに注目した。
一方、Bacula Systems社は、海外展開を成功させるには各国のサポートベンダーとの協業が不可欠と考えていた。そのような背景から、サードウェアとの戦略が一致し、国内でのBacula Enterprise Editionの販売と普及を図るために事業展開することで両社は、合意に達した。今後、サードウェアは製品の販売だけでなく、製品の日本語化と日本語によるユーザサポートを提供し、Bacula Systems社は開発元として安定した製品・サポートの供給に力を集中していく。
Bacula Enterprise Editionは、サードウェアからの直接販売に加えて、バックアップ対象のアプリケーション領域に強みを持つシステムインテグレータなどの代理店経由で販売する。サポート価格は40万円/年(消費税別)から。
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