SUSE、SAP HANAにおいてHA機能を実現
ノベルは6月5日、SAP HANA使用時の推奨・対応OSであるSUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsにより、同社のHA(高可用性)機能がSAP HANAプラットフォームの導入環境に対応したことを発表した。SUSEが、業界の先駆けとして、オープンソースのHA機能のSAP HANA対応を実現したことで、顧客企業はSUSEの既存インフラを使用し、SAP HANAベースのHAソリューションを開発する際に、コストを削減することが可能となる。
SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsには、包括的なオープンソースのクラスタリングソリューションである、SUSE Linux Enterprise High Availability Extensionの各種コンポーネントが採用されている。SUSE Linux Enterprise High Availability Extensionは、世界中のデータセンターで優れた実績があり、x86サーバ上で稼働するミッションクリティカルなワークロードの保護を支援している。
ユーザーは新たなリソースエージェントなど、SUSE Linux Enterprise for SAP ApplicationsのHAコンポーネントを使用することで、SAP HANAのシステムレプリケーションを自動化し、SAP HANAのメモリプリロード機能などで、データベースの可用性を最適化できる。
SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsのサブスクリプションを保有することで、これらのHA機能も追加費用なしで提供される。
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