NTTデータ、HinemosからMicrosoft AzureとHyper-Vのハイブリッドクラウドを一元管理する機能を提供
NTTデータは10月6日、OSS統合運用ソフトとして公開している「Hinemos」において、Microsoft Corporation(以下:マイクロソフト)のパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」(以下:Azure)を利用しているシステムを容易に管理できる「Hinemos クラウド管理オプション Standard for Azure」(以下:クラウド管理オプション Standard for Azure)の提供を開始した。
本オプションを利用することで、拡張性の高いパブリッククラウドサービスであるAzureにおいてサーバーリソース、構成の変化に自動的に追随したシステム監視やジョブ実行が容易に可能となるほか、システムの稼働状況をもとにした需要分析からサーバー増設やバックアップ管理まで、システムライフサイクルにおける一元的な制御が可能になる。これにより、クラウド環境に関わる運用コストの削減が図れる。また、マイクロソフトの仮想化基盤ソフトウエア「Hyper-V」環境の自動運用を支援する「Hinemos VM管理オプション(Hyper-V)」(以下:VM管理オプション(Hyper-V))の自動検知機能を強化し、仮想マシンの属性に合わせた監視やジョブの自動運用をより簡易に行えるようになった。この2つのオプションにより、AzureとHyper-Vを組み合わせたハイブリッドクラウド環境においても、容易に一元的な運用管理が実現できる。
NTTデータは、これまでHinemosクラウド管理オプションにてAmazon Web ServicesやBizホスティングCloudnに対応してきたが、今回Hinemosクラウド管理オプションをAzureに対応させるとともに、VM管理オプション(Hyper-V)の対応強化を行った。これにより、マイクロソフトのパブリッククラウドAzureと仮想化基盤ソフトウエアHyper-Vの自動運用を支援し、これらを組み合わせたハイブリッドクラウド環境についても、システム運用の統合管理と、運用管理の標準化ができるようになった。
「クラウド管理オプション Standard for Azure」および「VM管理オプション(Hyper-V)」を利用することで、AzureとHyper-Vを組み合わせたハイブリッドクラウド上のシステムを一元的に運用管理可能になる。それにより、Hinemosが従来持つ監視・ジョブ管理機能を、AzureとHyper-Vを用いたハイブリッドクラウド環境上のシステムにまで拡大して運用可能となる。加えて、動的に変化するリソース変更に自動的に追随し、クラウド特有の操作を実現する。
「クラウド管理オプション Standard for Azure」は、Hinemosが標準で持つ監視・ジョブ管理機能に加え、Azure上に構築したシステムをより効率的に管理するためのオプション製品。Azure上に新しいコンピュートリソースが作成されると、Hinemosはそれを自動的に検知し、即座に管理対象として登録する。必要に応じて新規に追加されたリソースに対して自動的に監視やジョブを実行することも可能。また、Azure上のコンピュートリソースの起動や停止、バックアップといったクラウド特有の操作を、Hinemosから実行可能になる。これにより、システムの運用管理をHinemosだけで完結することが可能となる。
「VM管理オプション(Hyper-V)」は、仮想化環境のシステム構成を自動で検知・反映する統合運用管理機能を提供し、仮想環境に特化した監視を実現するオプション製品。今回、自動検知機能を強化し、仮想マシンの属性に合わせた監視やジョブの自動運用をより支援する。
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