クラスキャット、マルチクラウド対応テレワーク統合サービス「ClassCat Telework v2.0」に新サービスを追加
クラスキャットは、テレワーク(在宅勤務)を支援・推進する様々なソリューションをサービスとして選択的に利用可能な、テレワーク統合マネージドサービス「ClassCat Telework」に新ラインアップとしてWebメール「ClassCat WebMail for Container」を追加投入し、4月6日よりサービス提供を開始した。
「ClassCat WebMail for Container」はSoftLayer及びAzureクラウド上のマネージドサービスとして提供されるが、クラスキャットが構築したDockerイメージとしても提供されるので、Dockerをサポートするパブリッククラウドであればサービス提供が可能。
「ClassCat Telework」は、テレワークを支援・推進する目的で提供される統合的なマネージドサービス。SoftLayerまたはAzureクラウド上のマネージドサービスとして一元的にサービス提供され、v1.0ではWeb会議サービス及びBYOD(Bring Your Own Device:個人保有デバイスの業務利用)サービスが提供されている。今回発表された「ClassCat Telework v2.0」ではWebRTC及びWebメールサービスが追加される。単一のサービスでも利用可能で、特別な機器も必要ない。
「ClassCat Telework v2.0」のWeb会議サービス機能は、クラスキャットのソリューションサービス「ClassCat WebConference」をベースに提供する。オンラインWeb会議システムの機能を低コストで提供するマネージドサービスで、複数のPCパソコン同士の遠隔コミュニケーションやマテリアルの共有を可能にするサービス。ユーザは特別な環境を用意する必要はなく、ヘッドセット・オーディオデバイス・Webカメラ等を装備する一般的なPCパソコンからWebブラウザで簡単に利用することができる。デフォルトでは必要なデバイスを装備していないPCパソコンでもUSBデバイス等で簡単に拡張して利用できる。
「ClassCat Telework v2.0」のWebRTCサービスでは、「簡易型Web会議」及び「ビデオチャット」サービスが提供される。いずれもWebRTC技術のみを利用したサービスで、WebRTC対応Webブラウザから簡単に利用できる。ビデオチャットは通常の電話を模した典型的なビデオチャットサービスだが、「簡易型Web会議」では4人まで同時に音声とビデオで会議に参加できる。
WebRTC (Web Real-Time Communication) は、WebブラウザでP2Pによるリアルタイムな双方向通信を可能とするオープンソースな仕様。WebRTC技術の利用により、Webブラウザ間でプラグインを必要とすることなく音声・ビデオデータのやりとりが可能になり、WebRTCの機能を利用することで音声・ビデオチャットの実装が可能になる。現在ではWebブラウザのWebRTC対応も進み、通常のPCのWebブラウザだけでなく、AndroidスマートフォンのWebブラウザからも実用レベルで利用可能になっている。
「ClassCat Telework v2.0」のBYODサービス機能は、クラスキャットのソリューションサービス「CLOUDIVA SmartPlus」をベースに提供する。セキュアなBYOD環境とデスクトップ仮想化環境がサービスとして提供され、加えて、Windowsベースのクライアントサーバタイプのアプリケーションに変更を加えず、HTML5対応のブラウザを搭載したクライアントデバイスを含むiPadやAndroidなどのスマートデバイスでの利用が可能となる。
「ClassCat Telework v2.0」のWebメール機能は、「ClassCat WebMail for Container」をベースに提供する。標準的なWebメールの機能を装備しており、メールサーバとメールアカウントの指定で誰でも簡単に利用可能なため、テレワークを目的とする利用に最適。Webベースのため、タブレットからの利用も簡単。Dockerベースで実運用されるので、SoftLayerやAzureに限らず、どのような環境でも簡単にサービス配備できる。
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