「BIND 9」に複数の脆弱性、修正版がリリース
2019年2月26日(火)
DNSサーバBINDに、深刻度「高(High)」となる脆弱性が発見された。この脆弱性は、CVE-2018-5744にて指摘されている。
この脆弱性は、実装上の不具合により、特定の組み合わせを持つEDNSオプションの処理においてメモリの解放に失敗し、メモリリークを起こす恐れがあるというもの。悪用されると、異常動作やサービス停止を誘発する可能性がある。また、これ以外にも2件の脆弱性が発見されている。
対象となるバージョンは、ISC BIND 9.12.0~9.12.3-P1/9.11.3~9.11.5-P1/9.10.7~9.10.8-P1。ISCは、この脆弱性を修正した「BIND 9.12.3-P4/9.11.5-P4」をリリースしており、ユーザは早期のアップグレードが推奨される。なお、BIND 9.10系列およびそれ以前の系列はサポート終了となっているため、系列のアップグレードが推奨される。
修正されたバージョンのISC BINDおよびISC DHCPは、Webサイトから無償で入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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