Oracle、新しい仮想マシン「GraalVM 19」リリース、初の実運用向け

2019年5月21日(火)

 Oracleは5月9日(現地時間)、仮想マシン「GraalVM」の最新版「GraalVM 19.0」をリリースした。このリリースは、実運用環境向けとしては初のリリースだという。

 「GraalVM」はJava、Scala、KotlinなどのJava VM系言語やJavaScript、Python、Ruby、R、C、C++などLLVMベースの言語といった多言語を実行するための仮想マシン。言語間で相互運用性がある共有ランタイムを提供し、スタンドアロンだけでなくOpenJDK、Node.js、Oracle Database、MySQLなどのOracle技術と併用できる。
 
 「GraalVM」は、従来のリリースはリリース候補版(RC)としてリリースされてきたが、「GraalVM 19」は初の実運用環境向けリリースとなっている。安定性が強化されているほか、JDKが「JDK 8u212」にアップデートされた。また、アーリーアダプター向けにWindows向けビルドも提供されるなど、さまざまな変更が加わっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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GraalVM

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