人の目レベルのVR/ARヘッドセット開発のVarjoが約57億円を調達
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。なかでも注目なのは、超高解像度VR/ARヘッドセットを開発するVarjoの5400万ドル(約57億円)の資金調達のニュースでしょう。
Varjoは、「人の目」レベルの超高解像度なVR/ARヘッドセットを開発しています。現在はVRヘッドセット「VR-2」シリーズ、VR/ARの切り替えが可能なMRヘッドセット「XR-1」の2種類のヘッドセットを法人向けに展開中です。ボルボやボーイング、アウディなど自動車・航空機メーカーでの活用事例があり、導入が進んでいます。
超高解像度VR/ARヘッドセット開発のVarjo、5,400万ドルの資金調達
フィンランドでVR/ARヘッドセットの開発等を行っているスタートアップのVarjoは、5,400万ドル(約57億円)の資金調達を行いました。同社の累計調達額は1億ドルを突破しています。
Varjoはハードウェア開発を行うだけでなく、没入型のコンピューティングの実現を目指しています。調達資金はグローバルへの拡大、ハードウェア開発、ソフトウェア開発に使用されます。
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超高解像度VR/ARヘッドセット開発のVarjo、5,400万ドルの資金調達
https://www.moguravr.com/varjo-funding/
10000キロを超えて届く ネスレ、工場の遠隔作業支援にAR活用
食品大手のNestle(ネスレ)は、AR技術を活用したリモート支援の導入を進めています。タイや中国の工場とスイス本社をオンラインでつなぎ、ARマーカーを使ったアドバイス、機器点検等に活用しています。
また中国のベビーフード工場でライン増設を支援した事例や、英チームとサプライヤーの遠隔での協業を行っており、「VR技術の導入も始めている」とコメントしています。
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10000キロを超えて届く ネスレ、工場の遠隔作業支援にAR活用
https://www.moguravr.com/nestle-ar/
Steamの月例VRデバイス調査が発表、VALVE INDEXの利用率がOculus Rift超え
Steamのハードウェア利用状況調査の2020年7月版が公開されました。7月のデータではVALVE INDEXのシェアが14.45%となり、初代Oculus Riftの13.63%を上回ったことが明らかになりました。
新型コロナウイルス流行の影響を受け、品薄状態が続くVALVE INDEXが、2016年に発売後、大きなシェアをにぎっていたOculus Riftを追い抜いたことは、ひとつのターニングポイントと言えるでしょう。
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Steamの月例VRデバイス調査が発表、VALVE INDEXの利用率はOculus Rift超えに
https://www.moguravr.com/steam-monthly-hardware-survey-6/
目指すは「プラットフォームをまたいで使える3Dアバター」Wolf3Dが約1億3,000万円調達
エストニアの3Dスキャン・アバター開発のWolf3Dは、130万ドル(約1億3,000万円)を調達しました。これにより、Wolf3Dの累計調達額は280万ドル(約3億円)に及びます。
同社が開発する「Ready Player Me」は、利用者の自撮りから3Dアバターを作成できるというもの。特定のゲーム等に依存しないことを目標としています。また長期的には、複数のコンテンツ間での利用や、アバター利用してフレンドと探検できる大きなバーチャルワールドの製作も構想されています。
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「プラットフォームをまたいで使える3Dアバター」目指す、Wolf3Dが約1億3,000万円調達
https://www.moguravr.com/wolf3d-funding/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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