多角的に考察する BPM再入門 2

Event

Event

○で表現します。種類は開始/終了/中間があり、モデル作成は開始イベントからはじめ、終了イベントで終わります。

Activity(タスク、サブプロセス)

□の枠の中にアクティビティ名を書いて表現し、業務モデルの作成ではタスク名となります。

Gateway(分岐と結合)

◇で分岐と結合を表現します。入り口が1つで複数の出口のあるものが分岐、入り口が複数で出口が1つのものが収束です。分岐と収束は複数種類(Gateway Control Type)があります。
 

Exclusive(XOR)
排他的処理を表現します。
 
Inclusive(OR)
どちらかを決めます。
 
Complex
それどれの適用要件からの複合的に決めます。
 
Parallel(AND)
両方とも。
表1:Gateway Control Type

分岐

BPMNでは分岐に独特の名前がつけられ、イメージしやすくしています。
 

Fork(AND分岐)
フォークの複数の端が出口であり、フォークをイメージしてもらえば理解できます。
例:メールの同報送信。
 
Data−Based(条件分岐:XOR・無印)
データにより分岐先が変わり、あるインプットの条件で複数の出口の内1つを選択するのが条件分岐です。
例:稟議の時の額で100万を超える時は部長の決済が必要、それ以外は〜。
 
Inclusive(OR)
ある条件の合致した時に選ばれます。
例:甘党/辛党/両党か。
 
Complex
個別の条件により分岐先は複雑なものであり、Forkに様々な条件が加わったもの。
表2:BPMNの分岐種類

結合

結合については次のようなものがあります。
 

Join(AND結合)
条件があった時に次に進みます。
例:待ち合わせで全員がそろった時に出発する。
 
Marging(OR結合)
複数のルートを1つにします。その時の条件は問いません。
例:川に架かった1つの橋。
表3:BPMNの結合種類

スイムレーン

アクティビティ(タスク)を行う担当(関係者、組織)をあらわします。これにより、リソースへの対応は決まります。

接続(SeaquenceFlow、MassageFlow、Assciation)

上記オブジェクトを線で結びます。接続には3つの種類があります。本解説ではこのうち、モデル作成の最も基本であるシーケンスフローを対象にしています。

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