BEA AquaLogic BPM Suiteを使い倒す 2

ビジネスプロセスをデザインしよう

AquaLogic BPM Designerによるモデリング前回はBEA AquaLogic BPM Suiteの全貌と題して、ビジネスプロセスマネジメントにおける役割や機能説明、インストールの手順などを解説しました。今回はBEA AquaLogic BPM Suiteに含まれているビジネスプロセ

河野 恭之

2006年12月12日 20:00

AquaLogic BPM Designerによるモデリング

前回はBEA AquaLogic BPM Suiteの全貌と題して、ビジネスプロセスマネジメントにおける役割や機能説明、インストールの手順などを解説しました。今回はBEA AquaLogic BPM Suiteに含まれているビジネスプロセスのモデリング製品である「AquaLogic BPM Designer」を使用したビジネスプロセスのモデリング手順の解説を行います。

なおAquaLogic BPM DesignerはAquaLogic BPM Studioのサブセットなので、AquaLogic BPM Studioをすでにお持ちであれば、別途用意する必要はありません。またAquaLogic BPM Studioのインストール方法については、当連載の「第1回:BEA AquaLogic BPM Suiteの全貌」を参照してください。

AquaLogic BPM Designer機能概要

AquaLogic BPM Designerでは、モデリングやシミュレーション、ドキュメント生成など、ビジネスプロセスデザインを行う際に便利かつ強力な機能を提供しています。表1に主な機能の概要を紹介します。
 

BEA AquaLogic BPM Designer機能一覧
表1:BEA AquaLogic BPM Designer機能一覧
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

ビジネスプロセスのモデリングは、BPMN(Business Process Modeling Notification:ビジネスプロセス・モデリング表記法)標準で記述することが現在の主流です。そのため、AquaLogic BPM DesignerはBPMN 1.0/XPDL1.1に準拠しています。そして作成したモデルは標準的な実行言語の1つである「XPDL形式(注1)」のファイルで保存することができ るので、XPDLを利用できる他の製品との連携も可能となっています。



※注1: XPDLは「XML-based Process Definition Language」の略で、XMLベースのワークフロー/ビジネスプロセス記述言語のこと。異なるワークフロー実行エンジン/BPMツールの間でビジネス プロセスモデル/ワークフローモデルを相互に交換・共有できるように、ワークフロー管理システム標準化団体であるWfMCによって提案・策定されたもの。

AquaLogic BPM Designerのアクティビティ

ビジネスプロセスをモデリングする前に、使用するアクティビティがどのようなものなのかを理解する必要があります。そこで表2に、 AquaLogic BPM Designerで使用可能な基本アクティビティと機能の一覧表を示します。モデリングはこれらのアクティビティを使用し、ビジネスプロセスモデルを完成 させます。
 

BEA AquaLogic BPM Designerアクティビティ一覧
表2:BEA AquaLogic BPM Designerアクティビティ一覧
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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