Linux+DB2のパフォーマンスチューニング 3

top

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   システム全体の状態や各プロセスの状態を確認するためには、「top」コマンドが使用できます。「top」コマンドでは、下記の情報が取得できます。



(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
  1. uptimeコマンドと同様の情報
  2. 全プロセスのサマリ
  3. CPUの使用状態
  4. メモリの使用状態
  5. 各プロセスの詳細情報
表2:「top」コマンドで表示される情報

   5のプロセスのリストは、デフォルトだとCPUの使用率が高いプロセス順でソートされ、3秒間隔で更新されます。

   通常、稼動中のプロセスを確認したい場合には「ps」コマンドを使用しますが、稼動中のプロセスの中で相対的に負荷が高いプロセスを確認する場合には「top」コマンドで出力される各プロセスの詳細情報を確認します。

   「top」コマンドでは、リソースの使用状況を確認してプロセスの優先度を変更したり、不要なプロセスを終了したりすることで、容易にリソースの解放を行うことできます。各プロセスに関して取得できる情報は以下の通りです。

PID プロセスID
USER 実行ユーザ
PR 優先度
NI NICEレベル
VIRT メモリ使用量(KB)
RES 物理メモリ使用量(KB)
SHR 共有メモリ量(KB)
S プロセスの状態(S=sleeping、R=running、T=traced、D=interruptible sleep、Z=zombie)
%CPU CPU使用率
%MEM 物理メモリ使用率
TIME+ プロセスが開始されてからの総CPU time
COMMAND コマンド
表3:プロセスに関する取得できる情報

Zombieプロセスに関して

   通常、プロセスは終了のシグナルを受け取ると、ファイルのCloseや親プロセスへの通知(親プロセスがすでに終了している場合はinitプロセス に通知)といったプロセスの終了処理を行います。この終了処理を実施している間のプロセスはZombie状態となりますが、この終了処理を完了することが できず、プロセスがZombie状態のままになってしまう場合があります。

   Zombie状態となったプロセスはすでに終了したプロセスとして認識されるため、「kill」コマンドによって終了することができません。 Zombie状態となったプロセスを終了させるためには、その親プロセスに対してkillコマンドを発行することによって可能となります。

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