企業レベルの信頼性と可用性
企業レベルの信頼性と可用性
BEA AquaLogic Service Busは、高可用性構成でのデプロイをサポートしており、企業レベルのサービス品質と信頼性を保証します。高可用性構成は、ベースになるBEA WebLogic ServerのHA機能(負荷分散/クラスタリング/サーバ全体の移行を含む)を利用してサポートされます。
- 構成の設定変更によるインテリジェントなルーティング
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- XQueryベースのポリシーに従ったメッセージルーティング、または外部Webサービスへのコールアウトによる複雑なルーティングステップをサポートします
- ポイント・ツー・ポイントおよび1対多の双方のルーティングシナリオをサポートすることにより、要求/応答モデルとパブリッシュサブスクライブモデルの双方をサポートします
- 動的なルーティングディスティネーションにより、プロキシパイプラインでサービスのルーティング先を動的に設定できます。外部ルールを設定し、実行時にルーティングされる実際のビジネスサービスを送り込むことが可能です
- IDベースのルーティングによりルーティング規則をセキュリティグループに基づいて実行することで、パイプライン内でIDをより広範囲に使用できます
- サービスエンドポイント間の異種トランスポートのサポート
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- 次のルーティングトランスポートプロトコルをサポートします
- ファイル
- FTP
- HTTP
- HTTPS
- 複数のJMSプロバイダ
- JMS/XA
- 電子メール(POP/SMTP/IMAP)
- RMI/IIOP
- ATMI
- カスタムトランスポートAPIにより、BEA AquaLogic Service Busに独自のカスタム接続オプションを追加できます。カスタムトランスポートは、あらかじめ用意されているBEA AquaLogic Service Busのトランスポート同様のサービス品質(QoS)、セキュリティ、パフォーマンスで利用できます
- インテリジェントなメッセージブローカリング
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- 同期、非同期、パブリッシュ/サブスクライブを含む複数のメッセージングモデルをサポートします
- 同期から非同期へのブリッジングをサポートします
- SOAP、添付ファイル付きSOAP、XML、構造化された非XMLデータ、RAWデータ、テキスト、添付ファイル付き電子メールなどの各種メッセージ形式をサポートします
- SOAP/HTTPメッセージングのためのWS-Iに準拠しています
- 動的なメッセージ変換
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- メッセージの内容またはヘッダに基づいてサービスを動的に選択し、対象のサービスに基づいてメッセージを変換できます
- XQueryまたはXSLTに基づいてメッセージを変換します
- 複数の形式:XMLデータと構造化された非XMLデータ
- メッセージ修飾
- 変換のための追加データの収集を目的としたWebサービスへのコールアウトをサポートします
- ネイティブEDI変換。BEA AquaLogic Service Bus用のEDI変換ユーティリティを利用してMFLによってサポートされます。任意のX12またはUN/EDIFACT EDI ライブラリをサポートします
- 拡張性と拡張されたサービスエンドポイントのサポート
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- EJB/RMIのサポートにより、コンフィグレーションを利用してビジネスサービスをEJBとして表現できます。SOAへの簡単なプロモーションのために、EJBからWSDLを自動生成します
- BEA TuxedoRのネイティブトランスポートをサポートします。これにより、企業内の再利用のために、リモートのBEA Tuxedoドメイン内のATMIサービスを中継できます
- Java終了メカニズムにより、BEA AquaLogic Service Busパイプライン内でのPOJO(Plain Old Java Object)によるJavaコールアウトが可能です
- インフラストラクチャの状態と可用性のプロアクティブな監視
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- メッセージ呼び出し、エラー、パフォーマンス、ボリューム、成功・失敗率、フェールオーバー・再試行の回数、SLA違反などの、メッセージの基本統計値およびトランスポート属性をキャプチャします
- ローカルで収集された統計値を中央で集計し、パフォーマンスにほとんど影響を与えることなくクラスタ全体のビューを提供します
- 警告用のSNMP送信先を利用して、SLAベースの警告を、SMTPやJMSだけでなく、SNMPトラップとして出すことができます
- メッセージごとの警告は、独立のSLAを生成するよりもむしろメッセージコンテンツやメッセージIDに基づく警告を生成します
- JMX監視APIにより、顧客や企業の管理パートナは、カスタム管理ユースケースに対応する監視指標にアクセスできます
- 柔軟でグラフィカルな管理ダッシュボード
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- サービスステータス、統計値、SLA違反のクラスタ全体ビューを提供します
- コンソールデータをユーザ定義の間隔に設定することにより、傾向を視覚化し、SLAを柔軟に管理できます
- サービスの発行と再利用のためのUDDI V3との相互運用性
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- 他のソース(BEA AquaLogic Service RegistryなどのUDDI V3レジストリ)からのリソースをインポートします
- UDDI V3によって発行されたサービスエンドポイントの変更を自動的に通知します
- BEA AquaLogic Service BusのプロキシサービスからUDDI V3レジストリへの自動または手動よるエクスポートを実行します
- BEA AquaLogic Service Registryによる証明
- サービスのプロビジョニングの簡素化
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- サービスの新しいバージョンを、構成を通じて動的にデプロイします
- 構成済みのサービスおよびリソースを、設計からステージング、プロダクションと段階を追って自動的に移行します
- サービスとリソースのテストコンソールを内蔵
- 柔軟なルーティング構成を通じた選択的サービスアクセスにより、メッセージリソースの複数のバージョンを累加的にデプロイします
- 構成可能なポリシー駆動型セキュリティ
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- ユーザ名/パスワード、SAML 1.1を含む複数の証明書形式をサポートします
- ID伝播と証明書マッピングをサポートします
- ルール駆動型SLA施行
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- スループット時間、処理ボリューム、メッセージ処理の成功・失敗率、エラー数、セキュリティ違反、スキーマ検証エラーなどのさまざまな属性に基づいてSLAを定義します
- SLAルール違反のアラートを柔軟に構成します。JMXメッセージやWebサービス呼び出しなどの自動対応を開始したり、コンソールまたは電子メールでアラートを通知して管理者のアクションを促すことができます
俊敏な企業を実現するSOA統合
BEA AquaLogic Service Busの企業レベルのサービスバス、サービス運用管理/実行時のポリシー実行/ガバナンス機能は、柔軟で信頼性の高いランタイムフレームワークの上に構築されているため、IT部門に理想的なSOA基盤を提供します。
AquaLogic Service Registryとは
また、BEA AquaLogic Service Registryも導入することにより、より変化に強く柔軟なESB環境を構築することが可能となります。
BEA AquaLogic Service Registryは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)のガバナンスとライフサイクル管理の基盤を提供する完全かつ実績のあるサービスレジストリで す。BEA AquaLogic Service Registryでは、機能的/非機能的を問わず、すべてのサービス記述が一元管理された信頼できる検索可能な場所に保存されます。
BEA AquaLogic Service Registryは、最新のUDDI v3仕様を完全にサポートするレジストリで、今日利用可能なSOAレジストリの中でもっとも機能が完備しており、SOAに関連するあらゆる情報の記録システムを提供します。
さて、次回は、実際にAquaLogic Service Busを用いてESB環境を構築してみましょう。