デバッグの前にテストあり
デバッグの前にテストあり
ラストの1冊は、近代科学社の編集部が力を注いだ「ソフトウェア・テストの技法 第2版」だ。今回紹介する中では発売から期間が開いているが、入れ替わりの激しいIT関連書籍の中でロングセラーを続ける、その力は本物だ。
「『ソフトウェアのエラーは防げるのか?』
この問題を解決すべく多くの読者が「ソフトウェア・テストの技法」を手に取り、ソフトウェア開発に努力を重ねてきました。25年間のロングセラーがそれを証明しています。
そして、インターネット時代に合ったソフトウェアの品質を確保するため、第8章を全面的に書き換え、第9章と付録を新たに追加しました。ソフトウェアの真相を知りたい人、安全で高品質なソフトウェアを選びたい人、ソフトウェア産業に入りたい人の必読の本です」
テスト技法からバグ管理が見えるソフトウェア・テストの技法 第2版
著者:Glenford J. Myers(著)、Todd M. Thomas(著)、Tom Badgett(著)、Corey Sandler(著)、長尾 真(監訳)、松尾 正信(訳)
発行:近代科学社
ISBN:978-4-7649-0329-6
仕様:221ページ
価格:3,360円(税込み)
発売日:2006年8月
シンクイット編集部独断レビュー「明日買うならこの1冊」
「土日に買って勉強したい『バグ管理』本」で紹介した書籍は計4冊。バグ管理は単に「バグ出し」の一瞬ではなく、世に製品を送り出す前のすべてにかかわる問題だ。今回紹介した書籍を参考にして、ぜひ自分なりのバグ管理術を会得してもらいたい。
最後にシンクイット編集部の各編集者が、それぞれ独自のチェックポイントを基にして「明日買うならこの1冊」を選出した。
これを参考にして、書店に足をはこんでもらいたい。
なお、今回紹介した4冊を12月のプレゼントキャンペーンでシンクイット読者にプレゼントする。プレゼントページは12月17日に公開されるので、ぜひ応募してほしい。
次回は
次回「あのバグに効いた書籍はこれだ」は、Think ITライター陣が出会ったバグ体験と、それを乗り越えるきっかけとなった1冊を紹介する。
公開は次週12月8日。乞うご期待!
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この記事の筆者
“オープンソース技術の実践活用メディア” をスローガンに、インプレスグループが運営するエンジニアのための技術解説サイト。開発の現場で役立つノウハウ記事を毎日公開しています。
2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。クラウドネイティブ技術に特化したビジネスセミナー「CloudNative Days」や、Think ITと読者、著者の3者をつなぐコミュニティづくりのための勉強会「Think IT+α勉強会」、Web連載記事の書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。
また、エンジニアの独立・起業、移住など多様化する「働き方」「学び方」「生き方」や「ITで社会課題を解決する」等をテーマに、世の中のさまざまな取り組みにも注目し、解説記事や取材記事も積極的に公開しています。
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