GMOインターネット、クラウドプラットフォーム「ConoHa byGMO」を提供開始

2015年5月20日(水)

GMOインターネットは5月18日、高機能かつ“シンプルでわかりやすい”クラウドプラットフォームとして新しくなった「ConoHa byGMO(以下ConoHa)」を提供開始した。

クラウドプラットフォーム「ConoHa」は、個人のユーザーをはじめ、大規模なシステム運用やサービス展開を行う法人まで、クラウドの持つ「機能性」「柔軟性」「スピード」といったメリットを最大限に利用できるサービス。

GMOインターネットでは、2013年7月から「必要な機能をシンプルに、わかりやすく提供する」をコンセプトとしたホスティングサービス「ConoHa」を提供しており、シンプルなプラン構成と定額制の料金体系で、多くのユーザーに利用されている。

近年、インターネットでビジネスを展開する企業においては、サービスの迅速な立ち上げやシステム運用コストの削減、高い安定性とセキュリティの確保が可能なクラウドサービスの導入が進んでおり、アプリケーションやデータベース、サービスの運用基盤として採用されている。こうした場面で利用されるクラウドサービスはIaaS型クラウドと呼ばれ、サーバーやネットワーク、ストレージなどのインフラをはじめ、システムの構築に必要な多数の機能をインターネット経由で提供されている。また、料金体系は、従量課金制であることが一般的で、予算のコントロールが難しくなっている。加えて、各機能に関する知識不足から無駄なコストがかかったり、クラウド管理者を新たに採用する必要が出てきたりと、コスト増加の問題を抱えることになってしまう。

そこで「ConoHa」は、こうしたクラウドサービスに対するニーズと課題を踏まえ、「必要な機能をシンプルに、わかりやすく」というコンセプトをさらに突き詰め、高機能なクラウドプラットフォームとしてサービスを一新した。

新しい「ConoHa」は、クラウド・ホスティングサービスの専門知識を持たないユーザーでも直感的に操作できるシンプルなインターフェイスや、わかりやすいプラン構成、定額制と時間課金の組み合わせで無駄なコストを抑えられる料金体系が大きな特徴。個人でサービス開発を行うユーザーから、インターネットでビジネスを展開する法人まで幅広いニーズに対応しており、クラウドの持つメリットを最大限に活用できる。

ConoHa」の特長は以下の通り。

  • 高機能のクラウドプラットフォームで、システムの安定稼働を実現
    クラウドプラットフォーム「ConoHa」は、15年以上インターネットインフラ事業を運営してきたGMOインターネットが自社開発・運用しており、IaaS型クラウドに求められる多くの機能と高い安定性を備えている。仮想サーバー環境は最新のCPU、SSDの採用によりさらなる高速化を実現し、スケールアップ/ダウンへの対応をはじめ柔軟なネットワーク構成が可能。また、GMOインターネットの堅牢で高機能なインフラ上で運用することで、ユーザーが構築したシステムの安定稼働を実現できるほか、稼働率99.99%を保証するSLA(サービス品質保証制度)も完備している。
  • シンプルで直感的に操作できるコントロールパネル
    「ConoHa」で用意しているコントロールパネルはシンプルでわかりやすく、インフラの専門的な知識がなくても直感的に操作可能で、料金もひと目で確認することができる。仮想サーバー、ネットワークなど機能のすべてをコントロールパネルで管理できるので、迅速かつ柔軟にシステムを構築できる。また、コントロールパネルはPCのみならず、iPadをはじめとするタブレットなど様々なデバイスにも対応している。
  • 最小限のコストで利用できる、定額制と時間課金の料金体系
    一般的なクラウドサービスは、変動的な料金体系のためコストコントロールが難しくなっている。「ConoHa」では、月額定額制と、1時間単位で使った分だけ料金が発生する時間課金を組み合わせた料金体系となっており、コストコントロールのしやすさを保持しながらも、無駄を省いて最小限のコストで利用できる。これにより、個人での利用や、企業の新規事業、スモールスタートのサービス運用では、時間課金による最小限のコストでスタートでき、すでに稼働しているオンプレミス環境やプライベートクラウド環境などの大規模なシステムの場合でも、定額のコストで運用可能。また、クラウドコストを見積もる際の見通しの立てやすさも、大きなメリットの一つ。
  • 海外データセンターの利用も可能
    「ConoHa」では、日本以外の地域でのビジネス展開を考えている企業向けに、東京のほか、シンガポールとアメリカ西海岸にもデータセンターを設置している。データセンターはコントロールパネル上から選択でき、海外のデータセンターでも、日本語でのサポート(電話、メール、チャット)と、日本円での決済を利用できる。データセンターは、今後さらに世界各地へ設置を拡大していく。

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