リアルグローブ、Experience API に基づいたパーソナルレコード保管システムをオープンソース化
2015年8月18日(火)
リアルグローブは8月12日、ADLが策定しているExperience APIに基づくスケーラブルで高速なパーソナルレコード保管システム「edo-xrs(EDO Experience Record Store)」(エド・エクスピリエンス・レコード・ストア)をedo-toolkitの一部としてオープンソース化したと発表した。
「edo-xrs」は、個人から発生する様々なデータを記録するプラットフォーム。学習記録や医療記録等をはじめとする、あらゆるパーソナルレコードをスケーラブルかつ高速に蓄積することができる。「edo-xrs」は、LRS(Learning Record Store)として、総務省「先導的教育システム実証事業」の学習記録データ蓄積機能に採用されているという。
「edo-xrs」は、EDOプロジェクトが目指すパーソナルデータの安全かつシームレスな相互運用を実現するために開発された。EDOと「edo-xrs」を組み合わせることにより、高速なだけでなく、安全にパーソナルデータを活用できるようになる。
活用例は以下の通り。
- 教育分野における活用
eラーニングシステムや教育サービスで蓄積される学習記録データは典型的なパーソナルレコード。学習記録データの蓄積先を「edo-xrs」にすることにより、より大規模な運用が可能になる。 - 医療・ヘルスケアにおける活用
パーソナルレコードの1つである電子カルテや処方箋、心拍数などのヘルスケアレコードを活用することによる病気の予防や医療費の削減が期待されている。「edo-xrs」は、ヘルスケアレコードにも対応する。 - IoTにおける活用
IoTの普及に伴い、サービス化されたデバイスから発生する膨大な情報を、シームレスに活用することの重要性がますます大きくなっていく。そうした新たなパーソナルデータを活用する新たなビジネスにとっても、「edo-xrs」およびEDOプロジェクトは便利な道具として使用できる。
その他のニュース
- 2024/11/21 Arch Linuxのメニューベースのインストーラ「archinstall 3.0」リリース
- 2024/11/21 「LibreOffice 24.8.3 Community」リリース
- 2024/11/21 Fortinet、悪意のあるMicrosoft Excelドキュメントを利用したフィッシングキャンペーンについて注意喚起を発表
- 2024/11/19 「AlmaLinux OS 9.5」リリース
- 2024/11/18 Linuxカーネル「Linux 6.12」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- リアルグローブ、プラットフォーム構築のためのフレームワーク「EDO」をオープンソース化
- Meta Quest公式アプリが22年末の北米App Store首位に
- Active Recordの使い方
- 米アクイアCTO ドリス・バイタルトが登壇! アクイアOpen DXPの最新DX事例やDrupal 9のアップデート情報を紹介。「Experience Acquia in Japan」開催レポート
- ヘルスケア業界に潜む、IoT活用の可能性と課題
- IoT開発の楽しさは「多様性」にある
- IoT開発の楽しさは「多様性」にある
- IoTが病院とヘルスケア産業にもたらす6つの利点
- IoTが病院とヘルスケア産業にもたらす6つの利点
- 機械学習でIoTの生産性を最大化するために必要なこと