TransitionEffectによる特殊効果を伴った画像表示

2011年4月14日(木)
PROJECT KySS

状態の作成

状態を作成します。「オブジェクトとタイムライン(B)」内のImage3を選択します。1番最後に表示されているImage3が一番手前に表示されている画像になります。「オブジェクトとタイムライン(B)」に表示されているImageはImage3~Image1の順序で手前に表示されています。

黄色の再生ヘッドが「0」の位置で、プロパティの[外観]内にあるOpacityの値に100を指定します。自動的に100%となり画像が表示されます(図7)。

図7:再生ヘッドが「0」の位置で、Opacityの値を100%とする(クリックで拡大)

次に、「切り替え効果の追加」をクリックします(図8)。

図8:「切り替え効果の追加」を選択する(クリックで拡大)

表示される項目から、「★→Blinds」を選択します(図9)。

図9:「★→Blinds」を選択する(クリックで拡大)

fxアイコンをクリックするとTransitionEffectの一覧が表示されますので、Blindsを選択します。Blindsのプロパティも表示されますが、デフォルトのままにしておきます。時間は1秒を指定します(図10)。

図10:TransitionEffectの一覧からBlindsを選択し、時間に1秒を指定する(クリックで拡大)

ここで、図10の「●Blinds状態記録オン」の●をクリックして、記録オフにします。

図4~図5の手順で、SmoothSwirlGridという名前の「状態の追加」を行います。タイムラインを表示し、Image2を選択した状態で、黄色の再生ヘッドが「0」の位置で、プロパティの[外観]内にあるOpacityの値に100を指定します。自動的に100%となり画像が表示されます(図11)。

図11:再生ヘッドが「0」の位置で、Opacityの値を100%とする(クリックで拡大)

次に、「切り替え効果の追加」をクリックし(図8参照)、表示される項目から、「★→SmoothSwirlGrid」を選択します(図12)。

図12:「★→SmoothSwirlGrid」を選択する(クリックで拡大)

fxアイコンをクリックするとTransitionEffectの一覧が表示されますので、SmoothSwirlGridを選択します。プロパティも表示されますが、デフォルトのままにしておきます。時間には1秒を指定します(図13)。

図13:TransitionEffectの一覧からSmoothSwirlGridを選択し、時間に1秒を指定する(クリックで拡大)

次にWaveの「状態の追加」を行います。図4~図5の手順に従ってください。Image1を選択した状態で、黄色の再生ヘッドが「0」の位置で、プロパティの[外観]内にあるOpacityの値に100を指定します。自動的に100%となり画像が表示されます(図14)。

図14:再生ヘッドが「0」の位置で、Opacityの値を100%とする(クリックで拡大)

次に、「切り替え効果の追加」をクリックし(図8参照)、表示される項目から、「★→Wave」を選択します(図15)。

図15:「★→Wave」を選択する(クリックで拡大)

fxアイコンをクリックするとTransitionEffectの一覧が表示されますので、Waveを選択します。プロパティも表示されますが、デフォルトのままにしておきます。時間には1秒と指定します(図16)。

図16:TransitionEffectの一覧からSmoothSwirlGridを選択し、時間に1秒を指定する(クリックで拡大)

ここで、図16の「●Wave状態記録オン」の●をクリックして、記録オフにします。TransitionEffectの種類を選択して表示される各プロパティについては、各自がいろいろ設定を変更して動作を確認してください。Blend4を終了してVS2010に戻ります。

Silverlightユーザーコントロール(TransitionEffectImageShowButton.xaml)の作成

VS2010のメニューから「プロジェクト(P)/新しい項目の追加(W)」と選択し、「Silverlightユーザーコントロール」を作成します。「名前(N)」には「TransitionEffectImageShowButton.xaml」と指定し、[追加(A)]ボタンをクリックします(図2参照)。

XAMLコード内の要素のWidthに800、Heightに600と指定します。ツールボックスからTextBlockコントロールを1個、Buttonコントロールを3個レイアウトします。TextBlockコントロールにはタイトルを指定します。Text、FontSize、FontWeightプロパティを指定します。3つのButtonコントロールのContentプロパティに上から順番に「Blinds」、「SmoothSwirlGrid」、「Wave」と指定します。Buttonのx:NameにもBlindsButton、SmoothSwirlButton、WaveButtonと指定します(図17)。

図17:3つのButtonコントロールを配置する(クリックで拡大)

名前空間の指定とTransitionEffectImageShowユーザーコントロールの取り込み

localという名前空間を宣言します。値には作成中のプロジェクト名を指定します。xmlns:local=””と入力すると値の一覧が表示されますので、SL4_TransitionEffectを選択します(図18)。

図18:localという名前空間を指定する(クリックで拡大)

次に、TransitionEffectImageShowButton.xaml内のコードの一番最後のButtonコントロールの次に、 と記述します。

図19:TransitionEffectImageShowユーザーコントロールを取り込む

TransitionEffectImageShowが取り込まれますので、位置を修正してください。図20のようになります。

図20:TransitionEffectImageShowユーザーコントロールが取り込まれた(クリックで拡大)

ソリューションエクスプローラー内の、TransitionEffectImageShowButton.xamlを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューの、「Expression Blendを開く(X)」を選択し、Blend4を起動します。

  • 「TransitionEffectによる特殊効果を伴った画像表示」サンプルプログラム

四国のSOHO。薬師寺国安(VBプログラマ)と、薬師寺聖(デザイナ、エンジニア)によるコラボレーション・ユニット。1997年6月、Dynamic HTMLとDirectAnimationの普及を目的として結成。共同開発やユニット名義での執筆活動を行う。XMLおよび.NETに関する著書や連載多数。最新刊は「Silverlight実践プログラミング」両名とも、Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。http://www.PROJECTKySS.NET/

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