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入力したデータを分離ストレージに保存し、一覧で表示する

2011年12月9日(金)
PROJECT KySS

今回は入力したデータを、XML形式で分離ストレージに保存し、データの一覧や、データの追加を行います。データの編集は、編集したXMLがうまく分離ストレージに保存されないので、編集処理は省いています。

このサンプルはエミュレーターで動作を確認できます。実機(IS12T)が必要条件ではありません。

まずは、このプログラムで実装する機能の動作を、下記に解説しておきます。

デバッグを開始すると、「番号、氏名、住所、電話、E-mail」の項目が表示されます。「番号」は自動的に入力されます。まだデータが1件も作成されていない状態では、[データ一覧]ボタンは使用不可となっています。データを入力して[保存]ボタンをタップすると[データ一覧]の使用が可能になります(図1)。また、[新規]ボタンの使用も不可となっています。起動直後はデータの入力が可能になっていますので、[新規]ボタンは使用不可となっています。[データ一覧]から任意のデータを表示させた時点で、[新規]ボタンの使用が可能になります(図2)。

図1:データを入力して[保存]をタップすると[データ一覧]が使用可能になる(クリックで拡大)

図2:[データ一覧]で任意のデータを選択すると、該当するデータが表示され、[新規]ボタンの使用も可能になる (クリックで拡大)

サンプル一式は、会員限定特典としてダウンロードできます。記事末尾をご確認ください。

実機(IS12T)で動かした動画はこちらです。

プロジェクトの作成

VS 2010のメニューから[ファイル(F)/新規作成(N)/プロジェクト(P)]を選択します。次に、「Windows Phone アプリケーション」を選択して、「名前(N)」に任意のプロジェクト名を指定します。ここでは「IsolateStorageXmlSave」という名前を付けています。Windows Phoneのバージョンは7.1を選択します。

また、XML to LINQを使用するため、VS2010メニューの「プロジェクト(P)/参照の追加(R)」から、System.Xml.Linqを追加しておいてください。

MainPage.xamlの編集とコントロールの追加

x:NameがPageTitleというTextBlockを削除します。ApplicationTitleという名前のTextBlockのTextプロパティに「分離ストレージにXMLデータを保存」と指定します。

ツールボックスからTextBlockコントロールを6個、TextBoxコントロールを4個、Buttonコントロールを4個配置します。6個のTextBlockのうち5個は項目名を表示します。残りの1個はデータの件数(番号)を表示させるのに使用します。newButtonはIsEnabledのチェックを外して、最初は使用不可としておきます。また、ichiranButtonもデータが保存されるまでは、IsEnabledのチェックを外して使用不可としておきます(図3)。

書き出されるXAMLコードはリスト1のようになります。

図3:各種コントロールを配置した(クリックで拡大)

リスト1 書き出されたXAMLコード(MainPage.xaml)

(1)「新規」と「データ一覧」ボタンのみIsEnabledにFalseが指定され、最初は使用不可となっています。
  <phone:PhoneApplicationPage 
  x:Class="IsolateStorageXmlSave.MainPage"
  xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
  xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
  xmlns:phone="clr-namespace:Microsoft.Phone.Controls;assembly=Microsoft.Phone"
  xmlns:shell="clr-namespace:Microsoft.Phone.Shell;assembly=Microsoft.Phone"
  xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
  xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
  mc:Ignorable="d" d:DesignWidth="480" d:DesignHeight="768"
  FontFamily="{StaticResource PhoneFontFamilyNormal}"
  FontSize="{StaticResource PhoneFontSizeNormal}"
  Foreground="{StaticResource PhoneForegroundBrush}"
  SupportedOrientations="Portrait" Orientation="Portrait"
  shell:SystemTray.IsVisible="True" Language="ja-JP">

  <!--LayoutRoot は、全てのページ コンテンツが配置されるルート グリッドです-->
  <Grid x:Name="LayoutRoot" Background="Transparent">
    <Grid.ColumnDefinitions>
      <ColumnDefinition Width="126*" />
      <ColumnDefinition Width="354*" />
    </Grid.ColumnDefinitions>
    <Grid.RowDefinitions>
      <RowDefinition Height="Auto"/>
      <RowDefinition Height="61*"/>
      <RowDefinition Height="59*" />
      <RowDefinition Height="63*" />
      <RowDefinition Height="61*" />
      <RowDefinition Height="63*" />
      <RowDefinition Height="126*" />
      <RowDefinition Height="263*" />
    </Grid.RowDefinitions>
   
    <!--TitlePanel は、アプリケーション名とページ タイトルを格納します-->
    <StackPanel x:Name="TitlePanel" Margin="12,17,0,28" Grid.ColumnSpan="2">
      <TextBlock x:Name="ApplicationTitle" Text="分離ストレージにXMLデータを保存" Style="{StaticResource PhoneTextNormalStyle}"/>
    </StackPanel>
 
    <!--ContentPanel - 追加コンテンツをここに入力します-->
    <Grid x:Name="ContentPanel" Grid.Row="1" Margin="12,0" Grid.RowSpan="7" Grid.ColumnSpan="2">
      <Grid.RowDefinitions>
        <RowDefinition Height="*" />
        <RowDefinition Height="695*" />
      </Grid.RowDefinitions>
      <TextBlock Height="33" HorizontalAlignment="Left" Margin="32,17,0,0" Name="TextBlock1" Text="番号" VerticalAlignment="Top" Width="54" Grid.Row="1" />
      <TextBlock Height="33" HorizontalAlignment="Left" Margin="32,79,0,0" Name="TextBlock2" Text="氏名" VerticalAlignment="Top" Width="54" Grid.Row="1" />
      <TextBox Height="77" HorizontalAlignment="Left" Margin="128,52,0,0" Name="nameTextBox" VerticalAlignment="Top" Width="322" Grid.Row="1" />
      <TextBlock Height="33" HorizontalAlignment="Left" Margin="32,142,0,0" Name="TextBlock3" Text="住所" VerticalAlignment="Top" Width="54" Grid.Row="1" />
      <TextBox Height="77" HorizontalAlignment="Left" Margin="128,115,0,0" Name="addressTextBox" VerticalAlignment="Top" Width="322" Grid.Row="1" />
      <TextBlock Grid.Row="1" Height="33" HorizontalAlignment="Left" Margin="32,205,0,0" Name="TextBlock4" Text="電話" VerticalAlignment="Top" Width="54" />
      <TextBox Grid.Row="1" Height="77" HorizontalAlignment="Left" Margin="128,178,0,0" Name="telTextBox" VerticalAlignment="Top" Width="322" />
      <TextBlock Grid.Row="1" Height="33" HorizontalAlignment="Left" Margin="32,267,0,0" Name="TextBlock5" Text="E-mail" VerticalAlignment="Top" Width="65" />
      <TextBox Grid.Row="1" Height="77" HorizontalAlignment="Left" Margin="128,240,0,0" Name="mailTextBox" VerticalAlignment="Top" Width="322" />
      <Button Content="キャンセル" Grid.Row="1" Height="80" HorizontalAlignment="Left" Margin="142,323,0,0" Name="cancelButton" VerticalAlignment="Top" Width="180" />
      <Button Content="保存" Grid.Row="1" Height="80" HorizontalAlignment="Left" Margin="313,323,0,0" Name="saveButton1" VerticalAlignment="Top" Width="137" />
      <Button Content="データ一覧" Grid.Row="1" Height="80" HorizontalAlignment="Left" Margin="6,391,0,0" Name="ichiranButton" VerticalAlignment="Top" Width="444" IsEnabled="False" /> ■(1)
      <TextBlock Grid.Row="1" Height="48" HorizontalAlignment="Left" Margin="142,5,0,0" Name="noTextBlock" Text="" VerticalAlignment="Top" Width="84" FontSize="26" FontWeight="Bold" />
      <Button Content="新規" Grid.Row="1" Height="80" HorizontalAlignment="Left" Margin="12,323,0,0" Name="newButton" VerticalAlignment="Top" Width="143" IsEnabled="False" /> ■(1)
    </Grid>
  </Grid>
  <!--ApplicationBar の使用法を示すサンプル コード-->
 ~コード略~
</phone:PhoneApplicationPage>

次に、MainPage.xamlを展開して表示される、MainPage.xaml.vbをダブルクリックしてリスト2のコードを記述します。

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四国のSOHO。薬師寺国安(VBプログラマ)と、薬師寺聖(デザイナ、エンジニア)によるコラボレーション・ユニット。1997年6月、Dynamic HTMLとDirectAnimationの普及を目的として結成。共同開発やユニット名義での執筆活動を行う。XMLおよび.NETに関する著書や連載多数。最新刊は「Silverlight実践プログラミング」両名とも、Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。http://www.PROJECTKySS.NET/

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