Webカメラで撮影した写真をセピア調に演出するアプリを作る
カメラのデバイスを取得し、ピクチャライブラリ内のセピア画像を取得する処理
ComboBox内をクリアしておきます。
FindAllAsyncメソッドで全てのビデオキャプチャデバイスを列挙して、DeviceInfomationオブジェクトのコレクションである、myCameraコレクション変数に格納します。
Webカメラが実装されている場合は、コレクション変数myCameraが格納しているデバイスの個数分、繰り返し変数iで反復処理を行います。
DeviceInfomationの列挙体である、変数cameraInfoで、コレクション変数myCameraが格納しているデバイスを参照させます。cameraComboBoxにAddメソッドで取得したデバイス名を追加していきます。フロントカメラやリアカメラを実装しているタブレットPCでは、2つのデバイス名が追加されます。cameraComboBoxのSelectedIndexが0より小さい場合、つまりカメラのデバイスが選択されていない場合は、最初のデバイスを選択状態にします。選択されている場合は、選択されたデバイスが選択状態になります。
「Attach Camera」アイコンの使用を可能にします。
ピクチャライブラリ内のSepiaSourceImageサブフォルダ内の画像を取得して、GridViewに「削除」ボタンを付けて表示する、AddPhotoプロシージャを実行します。
ピクチャライブラリにアクセスし、GetFilesAsyncメソッドでファイルを取得して、コレクションメンバ変数myPictureFilesに格納します。
コレクション変数myPictureFiles内のファイルを変数myPhotoに格納しながら、以下の処理を繰り返します。
ファイル名に「sepia」という文字列の含まれているファイルがあった場合は、「Folder」アイコンの使用を可能にし、それ以外は不可とします。
エラーが発生した場合はErrorShowプロシージャを実行します。
非同期処理で行われるためメソッドの先頭にAsyncを追加します。
Private Async Sub DataShow() AppBar1.Visibility = Xaml.Visibility.Visible Try cameraComboBox.Items.Clear() myCamera = Await DeviceInformation.FindAllAsync(DeviceClass.VideoCapture) For i As Integer = 0 To myCamera.Count - 1 Dim cameraInfo = myCamera(i) cameraComboBox.Items.Add(cameraInfo.Name) Next If cameraNo < 0 Then cameraComboBox.SelectedIndex = 0 shutterButton.IsEnabled = True Else cameraComboBox.SelectedIndex = cameraNo shutterButton.IsEnabled = True End If AddPhoto() Dim myFolder As StorageFolder = Windows.Storage.KnownFolders.PicturesLibrary myPictureFiles = Await myFolder.GetFilesAsync() For Each myPhoto In myPictureFiles If myPhoto.Path.Contains("sepia") Then ichiranButton.IsEnabled = True Else ichiranButton.IsEnabled = False End If Next Catch ErrorShow() End Try End Sub
Webカメラが装備されてなくてエラーが発生した時の処理
警告メッセージを表示し、「Attach Camera」の使用を不可として、処理を抜けます。非同期処理で行われるためメソッドの先頭にAsyncを追加します。
Private Async Sub ErrorShow() Dim message As New MessageDialog("カメラが装備されておりません。") Await message.ShowAsync shutterButton.IsEnabled = False Exit Sub End Sub
GridViewに「削除」ボタンを付けて、画像を一覧表示する処理
ピクチャライブラリのSepiaSourceImageサブフォルダにアクセスします。
GetFilesAsyncメソッドでファイルを取得して、コレクションメンバ変数myPictureFilesに格納します。
SepiaSourceImageサブフォルダ内にファイルがなかった場合は、Image1には何も表示しません。
コレクションメンバ変数myPictureFiles内のファイルを、変数myPhotoFileに格納しながら、以下の処理を繰り返します。
新しいBitmapImageのインスタンスbmpを作成します。SetSourceメソッドに、
Await myPhotoFile.OpenSequentialReadAsync
と指定して、OpenSequentialReadAsyncメソッドで、順次読み取りアクセス用のストリームを開き、BitmapSourceのソースイメージに指定します。
新しいImageのインスタンスmyImageオブジェクトを指定します。WidthとHeightプロパティを指定し、Sourceプロパティにbmpオブジェクトを指定します。
TextBlockの新しいインスタンスmyFileNameオブジェクトを作成します。
SubStringメソッドでファイル名の先頭から20文字を取り出します。2013年01月01日10時10分10秒といった形式の文字列が取り出され、Textプロパティに指定します。文字サイズは10とし、中央揃えとしておきます。
新しいButtonのインスタンスmyButtonオブジェクトを作成します。
Contentプロパティに「削除」、文字サイズに18と指定し、Tagプロパティに1ずつ加算されるメンバ変数noの値を文字列に変換して指定します。この値は、どの「削除」ボタンがクリックされたかを判別するために使用します。文字は中央揃えとしておきます。
新しいStackPanelのインスタンスmyStackPanelオブジェクトを作成します。Marginに3を指定して余白を設けます。myStackPanelオブジェクトにAddメソッドで、myImage、myFileName、myButtonを追加します。最後に、GridViewにAddメソッドでmyStackPanelオブジェクトを追加します。これで、サイズが160×120で、その下にファイル名と「削除」ボタンの付いた画像の一覧がGridViewに表示されます。
AddHandlerメソッドで、myButtonがクリックされた時のイベントハンドラを追加します。イベントハンドラ内では以下の処理を行います。
ButtonのTagプロパティの値を取得して変数myNoに格納します。この値を数値にキャストして、変数myIndexに格納します。コレクションメンバ変数myPictureFiles内のmyIndexに位置するファイルを、DeleteSAsyncメソッドで削除します。
「削除しました。」のメッセージを表示し、GridViewをクリアし、メンバ変数noを0で初期化して、再描画するために、AddPhotoプロシージャを実行します。
コレクションメンバ変数内のファイルの個数をCountプロパティで取得し、変数Indexに格納します。Indexが0の時、つまりファイルが存在していない場合は、処理を抜けます。
ファイルが存在している場合は、GridViewのSelectedIndexに変数Index-1の値を指定します。-1しているのはSelectedIndexの値は0から始まるためです。
ScrollIntoViewメソッドで、指定された項目が表示されるように、リストをスクロールします。
常に新しい写真が選択された状態になります。「Sepia調に変換」ボタンの使用を可能にします。
非同期処理で行われるためメソッドの先頭にAsyncを追加します。
Private Async Sub AddPhoto() no = 0 Try Dim myFolder As StorageFolder = Windows.Storage.KnownFolders.PicturesLibrary Dim mySubFolder = Await myFolder.CreateFolderAsync("SepiaSourceImage", CreationCollisionOption.OpenIfExists) myPictureFiles = Await mySubFolder.GetFilesAsync() If myPictureFiles.Count = 0 Then Image1.Source = Nothing For Each myPhotoFile In myPictureFiles Dim bmp As New BitmapImage bmp.SetSource(Await myPhotoFile.OpenSequentialReadAsync) Dim myImage As Image = New Image myImage.Width = 160 myImage.Height = 120 myImage.Source = bmp Dim myFileName As New TextBlock myFileName.Text = myPhotoFile.Name.Substring(0, 20) myFileName.FontSize = 10 myFileName.HorizontalAlignment = Windows.UI.Xaml.HorizontalAlignment.Center Dim myButton As New Button With myButton .Content = "削除" .FontSize = 18 .Tag = no.ToString .HorizontalAlignment = Xaml.HorizontalAlignment.Center End With Dim myStackPanel As StackPanel = New StackPanel myStackPanel.Margin = New Thickness(3) myStackPanel.Children.Add(myImage) myStackPanel.Children.Add(myFileName) myStackPanel.Children.Add(myButton) GridView1.Items.Add(myStackPanel) AddHandler myButton.Click, Async Sub(delSender As Object, delArgs As RoutedEventArgs) Dim myNo As String = DirectCast(delSender, Button).Tag Dim myIndex As Integer = CInt(myNo) Await myPictureFiles(myIndex).DeleteAsync Dim myMessage As New MessageDialog("削除しました。") Await myMessage.ShowAsync GridView1.Items.Clear() no = 0 AddPhoto() End Sub no += 1 Next myPictureFiles = Await mySubFolder.GetFilesAsync() Index = myPictureFiles.Count If Index = 0 Then Exit Sub Else GridView1.SelectedIndex = Index - 1 GridView1.ScrollIntoView(GridView1.SelectedItem) End If changeSepiaButton.IsEnabled = True Catch Exit Sub End Try End Sub
セピア調の写真を作るアプリ