HTC、2017年中に新型モバイルVRデバイスを発売か

2017年2月20日(月)
Mogura VR
本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

今回はなんと、HTC Viveの新型モバイルVRデバイスの噂が入ってきました! 今年中の発売が予定され、数ヶ月以内に情報の公開があるとのことなので、楽しみでなりません。また、NVIDIAはカンファレンス開催にあわせてVRコンテストの応募を受け付けているとのことなので、腕に覚えのある皆さんは応募されてみてはいかがでしょうか。

参加申請は3月15日まで! NVIDIAがVRコンテストの応募受付中! 賞金総額3万ドル

NVIDIAが毎年開催している「GPU技術カンファレンス(GPU technology conference)」が、今年も5月に開催されます。今回も昨年に引き続きVRショーケースが開かれ、トータルで3万ドル(約330万円)の賞金が用意されており、スタートアップ、大学、個人などを対象に参加申請を受付中です。

選考により10のプロジェクトが選ばれ、カンファレンス期間中は無料で展示スペースが設けられる他、5分間のパネルセッション、3分間のQ&Aで審査員による審査を行い、総額3万ドルの賞金が贈られることになります。対象となるのは、資本金が100万ドル未満の大学、研究プログラム、個人、およびスタートアップのチーム。科学、技術、教育、芸術、医学など、広い分野にわたって参加を募集しています。

昨年のGTCでは、写真から3D空間を再現するVR観光に取り組むRealities.ioが最優秀賞を受賞しました。本ニュースの詳細より、昨年のRealities.ioの紹介動画を見られます。

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賞金総額3万ドル NVIDIAがVRコンテストの応募受付中
http://www.moguravr.com/nvidia-30000-vr-content/

実写撮影したVR空間内を歩き回れるカメラを開発中のLytroが約66億円の資金調達へ!

「ライトフィールド」と呼ばれる技術を使い、空間を記録するカメラを開発している米Lytro社は、シリーズDラウンドの投資で6,000万ドルを資金調達したことを発表しました。360度動画の制作スタジオなどを提携し、2017年第2四半期には最初のコンテンツをリリースするとしています。

現実の空間を撮影した360度写真や動画では、頭の向きを動かすだけで、その中を動き回ることはできません。しかし、空間そのものを記録することで、奥行きのある360動画が可能になると同時に、仮想空間内を動くことが可能になります。ライトフィールド撮影技術は、光の経路に関する情報をさらに詳しく取得する撮影技術で、従来の写真撮影では光がセンサーに当たったかどうかという情報を2次元で取得しますが、ライトフィールド撮影では光の入射方向や距離を取得することで奥行きのある「空間そのもの」を記録できます。

Lytroはこのライトフィールド技術を使い、6自由度(回転、前後上下左右の動き)の移動が可能で、片目につき6Kの画質での再生が可能な動画を記録できるとしています。

2015年2月には5,000万ドルを資金調達し、同11月にはVR用ライトフィールド・カメラ「Lytro Immerge」を発表しています。今回の投資は、Blue Pool Capitalをリード・インベスターとして実施。Immergeのさらなる改良と、おそらくはコンテンツの開発に充てられます。Lytroは資金調達と合わせて、クリス・ミルク氏の率いる実写VRコンテンツ制作スタジオ「Within」との提携を発表しています。

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実写のVRで動ける 空間そのものを記録するカメラを開発中のLytro、約66億円の資金調達
http://www.moguravr.com/lytro/

HTC Vive発売から10ヶ月、HTCが2017年中に新型モバイルVRデバイスを発売!?

VRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」の開発・販売を行うHTCは、2月15日に新型となるモバイルVRデバイスを開発中であることを明らかにしたと、海外メディア「CNET」が報じました。同デバイスはHTCの販売するスマートフォン「U Ultra」との互換性があると見られますが、HTCのグローバルセールス責任者であるチアリン・チャン氏によると、サムスンのGear VRのような「スマートフォンを差し込むだけのVRヘッドセットではない」と明かしています。

また、モバイルVRに関する計画は今後数ヶ月のうちに内容を発表できるとし、同デバイスは2017年末までに販売開始されるとのことです。HTCは2016年4月にPC向けのVRシステム「HTC Vive」を発売しました。最大3m×4mの仮想空間を自由に動き回ることができ、両手に持ったコントローラーで手も動かすことのできる点が特徴です。家庭用エンターテイメント分野のみならずアーケードでの利用やビジネスなど幅広い活用が進んでいます。

本ニュースの詳細はこちら:
HTC、2017年中に新型モバイルVRデバイスを発売か
http://www.moguravr.com/htc-new-mobile-vr-device/

8iがスキャンした人間を現実に投影するMRビデオスマホアプリ「Holo」を発表! 約30億円の資金調達も

「人物の360度映像撮影」システムを展開する8i社は、現実の映像に3Dホログラムを重ね合わせ、撮影できるMRビデオアプリ「Holo」を発表しました。同時に、シリーズBで2,700万ドル(約30億円)を資金調達しています。

2015年、8iは360度の容積測定によって3Dの映像を録画できるキャプチャシステムを発表しました。これは360度動画のような「一点から周囲を見た映像」ではなく、「一点(対象となる人物など)を周囲から見た映像」を記録できます。この技術では、さまざまな視点から画像やデータをキャプチャし、それらをリアルタイムでつなぎ合わせることであらゆる角度から映像が記録できるようになっています。

また今回、8iは新たにシリーズB資金調達として、中国のBaidu、米通信大手Verizon、タイム・ワーナーを含む投資家からの2,700万ドルの投資を受けると発表しました。

本ニュースの詳細はこちら:
レイア姫一歩手前?スキャンした人間を現実に投影するスマホアプリ『Holo』開発会社の8iは約30億円の資金調達
http://www.moguravr.com/holo-fund-procurement/

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