
ValeoとCiscoがパリで開かれたViva Technology協議会で、スマートモビリティについての戦略的提携を発表した。彼らが提唱するのは車が自身で駐車を行うValeo Park4Uというものだ。
それは次のようなものだ。運転手は駐車場の入り口で車から降り、スマートフォンを使用し自動駐車システムを有効化する。すると車は駐車するスロットで停まるまで自分で運転を行う。戻る際は数クリックで、駐車場内の車寄せまで車を呼ぶことができる。
Valeo搭載のテレマティクスおよびキーシステムを受け持つValeo InBlueとCiscoの駐車コントローラー技術を組み合わせ、WiFiや動画センサー、人工知能ソリューションを駐車場に導入することで、自動車が駐車場内を動き回ることを可能としている。
どういった環境になっているのか
車に取り付けられたセンサーが駐車場に導入されている設備から情報を受け取り、非常に高いレベルで周りの状況を把握しつつ、駐車完了までのコースを割り出す。また立体駐車場のように複雑な駐車施設にも対応可能だ。
最近の自動車に備わっている自動駐車機能は目新しいものではない。それよりも目を引くのは、車自身が配車係のように乗客を駐車場で降ろし、また出迎えることができる点だろう。このサービスは現在、フランスのIssy-les-Moulineauxにある、都市交通企業Indigo社が所有する駐車場で導入されている。同社の駐車場ネットワークは16ヶ国750都市に及んでおり、将来の展開は大きなものになるだろう。
CiscoフランスのCEO Robert Vassoyanは次の様に述べる。
「この革新的なサービスで数多くある駐車場を安全なものにすることができます。我々が専門とする技術とValeo社のリソースを使い、住民に新しいサービスを提供できることを嬉しく思います。この先フランスの大企業と提携することにより、共に生活全体のエコシステムの変化に寄与していきます」
CATE LAWRENCE
[原文4]
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