先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。中でも注目すべきは、Metaとクアルコムが戦略的提携を結んだニュースでしょう。
Metaとクアルコムが戦略的提携、将来のVRデバイスに向けチップセット開発
Metaと半導体大手のクアルコムは、複数年にわたる戦略的提携を結んだことを発表しました。両社は協業の元、数多くのVRデバイスで使われている「Snapdragon XR」チップセットの次世代版を開発。今後のVRヘッドセットの性能向上を加速させます。
本提携で言及されたチップセットが、次世代VR/ARヘッドセット「Project Cambria」に搭載される可能性は低いと思われますが、今後のデバイス開発に向け、より基礎的な技術におけるコネクションを強めていることがうかがえます。
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Metaとクアルコムが戦略的提携、将来のVRデバイスに向けチップセット開発
https://www.moguravr.com/meta-qualcomm-partnership/
Snapが従業員の2割をレイオフ、Zenlyなど終了へ。ARやコミュニティ、収益増への注力掲げる
スマートフォン向けアプリ「Snapchat(スナップチャット)」を手がけるSnapは、8月31日、今後の成長に向けて事業の選択と集中を行う旨を発表しました。ARへの注力を強化する一方、従業員の2割を解雇し、Zenly等の複数のアプリ・プロジェクトを終了するという大胆な内容です。
今回投資強化対象として挙げられたARについて、アプリ「Snapchat」、AR開発プラットフォーム「Lens Studio」、ARグラス「Spectacles」の3軸が挙げられています。自らを「カメラカンパニー」と位置づけてきたSnapが、今後どのような成長を見せるのか。次の一手に注目が集まります。
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Snapが従業員の2割をレイオフ、Zenlyなど終了へ。ARやコミュニティ、収益増への注力掲げる
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超高級自動車メーカー・ブガッティもVR活用、新車の開発期間を2割短縮
いわゆる「超高級乗用車」で知られる自動車メーカーブガッティ(Bugatti)は、新車の開発にVRを活用しています。同社は5年前と比較して、開発期間を2割短縮することに成功しました。
開発チームは現在も物理的なモックアップを使っているものの、デザインの確定に費やす時間やリソースは、VR導入によって「15年前と比較して40%、5年前と比較して20%」と大幅に削減されています。
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超高級自動車メーカー・ブガッティもVR活用、新車の開発期間を2割短縮
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中国・北京がメタバース発展に向けた行動計画発表。3年で100社を育成「デジタル経済のベンチマーク都市」目指す
中国・北京市は、2022年から2024年にかけての「メタバースの革新的発展のための行動計画」を発表しました。メタバース関連産業の発展を体系的に促進し、北京がデジタル経済のベンチマーク都市となることを目指しています。
同市は、今後3年間の取り組みにより、同市を文化・観光コンテンツを中心としたメタバースアプリケーションの実証エリアにすることを掲げており、「100社以上のメタバース関連企業を育成する」とも表明。強化対象として、XRや3Dビジュアライゼーション、モーションキャプチャー、裸眼立体視など幅広い分野を列挙しています。
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中国・北京がメタバース発展に向けた行動計画発表。3年で100社を育成、「デジタル経済のベンチマーク都市」目指す
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