「6つのタイプ」別におすすめしたい英語力アップ術
はじめに
ひと言で「英語学習」と言っても、その方法や内容は目的によって異なります。例えば英会話を習得したい方にはスピーキングに重点を置いた学習、TOEICスコアを伸ばしたい方にはTOEIC対策が必要です。
そこで今回は、おすすめの英語学習方法を6つのタイプ別にまとめました。「英語を学習したい」「でもどんな方法で始めれば良いか分からない」と悩んでいる方は、ぜひこの記事を最後までチェックしてみてください。あなたにピッタリの英語学習方法が明確になりますよ!
タイプ別! おすすめの英語学習方法まとめ
ここでは、おすすめの英語学習方法を以下の6つのタイプに分けて紹介します。
- 単語の知識が足りない人
- 文法が苦手な人
- 英語を話すのが苦手な人
- 面倒くさがりな人
- 忙しくて時間がない人
- TOEICのスコアを上げたい人
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
タイプ1: 単語の知識が足りない人
単語は英語を学ぶ目的を問わず、英語学習において最も重要な要素の1つです。英会話を習得したくても、TOEICスコアを伸ばしたくても、英字新聞が読めるようになりたくても、単語の知識がなければ始まりません。
例えば、英会話なら単語さえ分かれば最低限の意思疎通はできます。またTOEICや英字新聞でも、単語が分かれば大まかな文章の意味は分かります。英語を学ぶのであれば、最低限中学・高校レベルの英単語は覚えておくべきです。
単語を覚えるには、まず何でも良いので英単語帳を1冊用意します。単語を学ぶ際に重要な行動は以下の3つです。
- 毎日多くの英単語に目を通す
- 繰り返し小テストを行う
- 少しずつ復習の間隔を広げていく
1日数単語ずつ確実に覚えようとするのではなく、その場で覚えられなくて良いので、できるだけ多くの単語に目を通すようにしましょう。そして繰り返し小テストを行い、覚えられた単語と覚えられていない単語を仕分けし、学習する単語を絞り込んでいきます。
ただし、一度覚えた単語でも時間が経てば忘れてしまうので、定期的に復習しなければなりません。復習の間隔を少しずつ広げていき、一定の段階になると、今後忘れることのない長期記憶として単語の知識が定着します。
タイプ2: 文法が苦手な人
英文法の知識が身につけば、より細かなニュアンスを伝えられたり、理解できたりします。英文法が苦手だと感じている方は「英文法全体が苦手」なのではなく「特定の文法項目が苦手」なのではないでしょうか。
英会話を習得するにせよ、TOEICで高得点を目指すにせよ、求められる文法知識は中学・高校レベルです。よって、英文法が苦手だと感じている方は、中学・高校レベルの英文法のうち、どの文法項目が理解できているのか、理解できていないのかを確かめましょう。そして、理解できていない項目に絞って1つずつ順番に学習を進めます。まずは解説を読んでルールを理解し、その後に問題演習を解きます。
学生時代に使用していた文法書は、どれも内容は細かいものの、解説が堅苦しいものだったのではないでしょうか。よって「分かりやすさ」をウリに出版されている文法書を1冊購入すると良いでしょう。
タイプ3: 英語を話すのが苦手な人
ある程度単語や文法に関する知識を持っているのに英語を話すのが苦手な人は、英語のアウトプットが不足しています。英語学習は「インプット」と「アウトプット」に分けられます。インプットは単語や文法を新たに覚えること、アウトプットは覚えている英語知識を使って会話をしたり文章を書いたりすることです。
これまでの英語学習を思い返してみると、英語を覚えたり読んだり聞いたりするばかりで、書いたり話したりする機会はあまりなかったのではないでしょうか。そういった方には、気軽に英語をアウトプットする機会を確保できるオンライン英会話がおすすめです。
オンライン英会話教室は、大よそ月額6,000円、1回25分間程度で英会話レッスンを受けられるサービスです。
「英語を話すのが苦手」なのではなく、単純に英語を話す経験が足りていないだけであれば、オンライン英会話を受講するだけで簡単に悩みが解決しますよ。
タイプ4: 面倒くさがりな人
「英語を勉強したい」という気持ちはあっても、ついつい面倒で学習を後回しにしてしまう方もいるかと思います。そういった方は、できるだけ負担なく英語学習を始められる環境を整えて、少しずつでも毎日学習を続けられる習慣を身につけることが大切です。
例えば、週1回でも英会話教室へ通って学習することは大きな負担になるでしょう。そこで、面倒くさがりで英語学習が続かない人にもオンライン英会話をおすすめします。オンライン英会話なら、マウスをクリックするだけでレッスンを受けられます。
予約不要ですぐにレッスンを受けられるスクールもあります。そういったスクールでは「ちょっと空いた時間にレッスンを受けようかな」といった軽い気持ちでレッスンを受講できます。
また、一度レッスンを始めると、25分間はしっかりと英語を学ぶことになります。本気で英語を習得したいのであれば、1日25分の学習時間だけでは不十分ですが、それでもオンライン英会話は英語学習の習慣を身につけるにはもってこいのサービスです。
タイプ5: 忙しくて時間がない人
「英語を学習したいけれど、仕事が忙しくてなかなか学習時間を確保できない」と悩んでいる方もいるでしょう。無理をすれば、帰宅してから寝るまでの数時間くらいは学習時間を確保できるかもしれません。しかし、クタクタの状態での学習は集中力が持続せず、非効率です。
そんな悩みを持つ方におすすめの英語学習方法が、オンライン英会話と英語コーチングです。オンライン英会話では、パソコンやスマホで自宅からレッスンを受けられるため、忙しい方でも比較的受講しやすいです。多くのオンラインレッスンは25分と短いですが、平日に受けられなかった分を土日にまとめて受講するなど、融通が効くプランを用意しているスクールも多くあります。
英語コーチングスクールでは、英会話レッスンに加えて、日本人コーチによる自宅学習のサポートも受けられます。
- 通勤時間を利用して○○を学習しましょう
- 今週末にここからここまでをテストするので覚えておいてください
- 毎日シャドーイングの音声を送ってください
というように学習を管理してもらえるので、多少大変ですが、忙しい方が英語学習を継続するのに適しています。
タイプ6: TOEICのスコアを上げたい人
英語の資格試験はいくつもありますが、それぞれにその試験ならではの特徴や傾向があります。よって、TOEICのスコアを伸ばしたいのであれば、TOEIC対策用の参考書を使って対策を行いましょう。
TOEICは英検のように級が分かれておらず、500点レベルの方も800点レベルの方も同じ問題を解きます。しかし目標スコア別に、必要な対策は異なります。まずは自分の英語力と現実的な目標スコアを決めましょう。そしてその目標スコアを取得するための参考書を購入します。
TOEICは参考書の種類が豊富で「500点を目指す方向け」「600点を目指す方向け」のようにレベル分けされているので、自分に合った参考書を選んで学習に取り組みましょう。
おわりに
今回は、6つのタイプ別に、おすすめの英語学習方法を紹介しました。皆さん自身に必要な英語学習方法が見つかったのではないでしょうか。どの英語学習方法も、今日から実践できます。「明日からでいいや」と先延ばしにしてしまうと、現状は変わりません。
ほんの少しでも良いので、できれば今日中に何らかのアクションを起こしてみましょう!
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