【ウェビナー連動】使っていたら要注意!? 実は失礼に聞こえたり、似た意味を持つ英単語を使う場合の英語表現6選
はじめに
「…は出来ないか」を「It’s impossible to …」と言ったり、「…をすべきだよ!」を「You should …」と言っていたりしませんか。
実は日本語から似たような意味を持つ表現にすると、失礼に聞こえてしまう場合もあるので要注意です。また、よく使う表現でも、使い方やタイミング等を間違えると、これも相手に悪い印象を与えてしまうことがあるので気を付けましょう。
相手に不快な思いをさせるつもりはなくても、ちょっとした表現の選択を間違えるだけでも失敗してしまうことがあります。今回は、そういった使ってしまいそうな表現で、注意が必要なものを3つ紹介します。
加えて「見る」という意味を持つseeとwatchのように、日本語の訳が同じで意味は似ていても、英単語の使い分けに注意が必要な単語も3つ紹介します。
今回は、8月29日(火)の19時から実施されるウェビナー「Think IT流+αの英語実践レッスン ~“使っていたら要注意!? 実は失礼な英語表現 編」との連動企画となっています。ウェビナーでは、さらに多くの表現や単語を取り上げていきますので、本記事と合わせて、より多くの表現や単語の知識を増やしてみてくださいね。
ぜひウェビナー(もちろん参加は無料。本記事末に詳細を掲載しています)にご参加いただき、そういった表現の注意点や単語の使い分けも理解できるようにしましょう!
それでは、まずは「使っていたら失礼な英語表現」から見ていきましょう。
実は失礼な英語表現編
実は失礼な英語表現 その1:You need to …
最初に紹介する表現はYou need to …です。「あなたは、…をする必要がある」という意味ですね。
この表現を使ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。と言うのも、I need toという表現はよく使うので、その主語をYouにしてYou need to…と使ってもおかしくないように感じますよね。
ただ、実際にこの表現を使うこともありますので、「使ったらダメ」というものではありません。問題なのは「使うタイミング」です。例えば、海外から日本へ遊びに来た友人が帰国するとしましょう。その際に、飛行機の時間を確認して空港まで電車で行く場合、「〇〇時の電車に乗る必要があるからね。」と伝えるときは、下記のような文を使うことは全く問題ありません。
You need to catch the 〇〇 o’clock train.
これは、本当に友人が飛行機を逃さず、必ず搭乗するために乗らなければならない電車のため、You need to …と言うのは自然ですし、全く嫌な印象は与えません。あなたが友人に何かを強制しようとしているわけではないことは明らかだからです。
しかし、貸したお金を返して欲しいときに、突然下記の表現でそれを使ったとしましょう。
You need to pay me back my money.
(私のお金を返す必要があるからね。)
ちゃんとお金を返すつもりでいる人が、こんな強制させるような言い方をされたら、返済するつもりがないと思われているようで、不快に感じることは間違いありません。
このように、You need to …は間違った表現ではありませんが、使うタイミングによっては失礼になるので注意しましょう!
実は失礼な英語表現 その2:Why don’t you do it?
2つ目の表現は、Why don’t you do it?です。これは、何かを提案する際に「…してみたらどう?」という意味で使われますよね。これは実際によく使う、とても便利な表現です。
では、このWhy don’t you do it?は何がいけないのでしょうか。これも、使う場面やタイミングによって失礼になってしまうことがあります。
例えば、あまり気が進まないことを、友人や同僚から「やってみないか」と勧められたとしましょう。それに対して、乗り気でないあなたは「私は良いから、あなたがやってみたらどう?」という意味でWhy don’t you do it?と答えたとします。
特に悪意もなく言ったつもりでも、この状況でこの表現を使うと「何であなたがやらないのさ。あなたがやれば良いじゃないか。」のように聞こえてします。特に、youを少し強調して言ってしまうと、よりその様に聞こえてしまうので注意しましょう!
実は失礼な英語表現 その3:I don’t get it.
3つ目の表現は、I don’t get it.です。「理解する」を英語にする場合、最初にunderstandという単語が頭に浮かぶのではないでしょうか。
中には、より口語的な言い回しでgetが使えることを知っている人も多いと思います。I get it.と言えば、I understand.と同じで「理解しました」と伝えられますね。
では、このI don’t get it.はどうして失礼なのでしょうか。実際に、仲の良い友人同士の会話等で使う場合は全く問題ありません。
しかし、打ち合わせ等の仕事の場で使うと「何か分からないのだけど」のような軽い印象を与えると同時に、理解できない理由は相手にあると言っているような印象を与える可能性があります。当然ながらお客様や自分より目上の人に使うと失礼に聞こえる表現なので、注意が必要です。
ここまでに紹介した表現は「使ってはいけない」というよりも「使い方を間違えると失礼になる」というものなので、注意して使うようにしてください。
似た意味を持つ英単語編
ここからは、似た意味を持つ英単語のペアを3つ見て行きましょう。
似た意味を持つ英単語 その1:分かる
1つ目は「分かる」という意味を持つ単語です。あなたはどの英単語を選びますか。恐らく、knowとunderstandのどちらかが出てきたのはないでしょうか。
しかし、この2つの単語の使い分けは分かりますか。例文を見ながら、確認してみましょう。
①I know where the restaurant is.
(レストランがどこかは分かります。)
②I understand why you didn’t come to the party.
(私は、あなたがパーティーへ来なかった理由が分かります。)
両方とも「分かる」という訳になっていますが、「分かる」の意味に大きな違いがあります。①のknowは何らかの「知識」を持っている場合に使う単語です。頭の中にレストランの場所が知識として入っているという意味でknowを使うことができます。
②のunderstandは「理解する」という意味の「分かる」なので、何かが知識になる前の段階で知って「理解した」場合にはunderstandを使います。また、今回の例文のように、何かしらの理由があり、それを心情的に理解できるような場合にはunderstandを使います。
ちなみに、実はI know why you didn’t come to the party.とも言えます。その場合は「あなたは隠しているようだけど、なぜパーティーに来なかったかの知っているよ」というニュアンスになります。
似た意味を持つ英単語 その2:始める
2つ目は「始める」という意味を持つ単語です。これは、startとbeginを頭に思い浮かべたという方が多いと思います。
こちらも、例文で見て行きましょう。
①The movie starts at 7 pm.
(映画は19時に始まります。)
②The exam will begin at 2 pm.
(試験は14時に始まります。)
この例文を見て、何か感じるものはあるでしょうか。実は、両方とも多くの場合で置き換えることができます。しかし、大きな違いはbeginの方が硬い印象を与えるという点です。
ただ、例えば車などの機械が起動する、または起動させる際にはstartを使いbeginは使えなかったり、旅行を始める際にもstartを使いbeginは使わないというようなことはありますが、多くの場面で与える印象は異なるものの、基本的にどちらも使えます。
似た意味を持つ英単語 その3:保持する
最後に紹介する英単語は「保持する」です。「何かを持っている」状態を表す場合ですね。皆さんが思い浮かべた単語はholdとkeepではないでしょうか。
では、こちらも2つの単語を使った例文を見て比較してみましょう。
①I can hold your bag.
(かばんを持ちますよ。)
②I’ll keep the bag until you return next week.
(来週戻るまでかばんを預かるよ。)
両方とも「保持する」とは少し言い方が変わりましたが、意味は同じですね。違いはholdの方が何かを一時的に保持する、どちらかと言うと何かを一時的に持ったり、動くものをしっかりと持ったり、おさえたりするイメージですね。
これに対してkeepは、より長い間保管したり、守ったりする意味を持ちます。「秘密を守る」と言う際にはI will keep a secretと言いますが、I will hold a secretとは言いません。似ているけれど、結構違いますよね。
おわりに
今回は「実は失礼な英語表現」と「似た意味を持つ英単語」を3つずつ紹介しました。8月29日(火)のウェビナーでは、さらに多くの表現や似た単語を紹介します! アメリカ人講師のダニエルが、実は失礼な英語表現にどのような反応をするかも必見なので、ぜひ楽しみにしていてください。
ウェビナーへの参加は無料です。ぜひ、お申し込みください! ウェビナーで皆さんにお会いできることを楽しみにしております!
日常会話でよく使う「〜〜なんて無理だな!」とか「〜したほうがいいよ!」といったニュアンスの表現。英語では「It’s impossible to~」や「You should ~」といった表現を思い浮かべるのではないでしょうか? 文法的には間違いなく、言ってることは確かに通じるのですが、意外と失礼に聞こえてしまったり、何より「日本語の意図したニュアンスと違って」伝わることがあります。今回は、ついつい言ってしまいがちな表現を取り上げてネイティブ講師が解説します!
「Think IT (シンクイット)」が主催する主に読者のエンジニア層を対象とした英語実践セミナー「Think IT流 +αの英語実践レッスン」では、英語シリーズの第6弾としてついつい言ってしまいがちな表現を取り上げてネイティブ講師が解説する「ここが変だよ! 日本人の英語! やりなおしの英語実践レッスン特別版~使っていたら要注意! 実は失礼な英語表現編」を8月29日(火)にオンライン開催します。
「It’s impossible to~」「You should~」「You’d better~」など、よく見かける表現です。〜は無理だな。とか〜したほうがいいよ! といったアドバイス的な意味でも使いたくなります。そもそも学校の授業でもそう習いました! しかし…実際には意外な伝わり方をしてることもあります。今回は実際にこれらの表現がどんなニュアンスでネイティブに伝わっているのかを理解し、より自然で意図通りに伝わる表現をしっかり習得しましょう! 講師を務めるのはこの英語シリーズでおなじみ、株式会社グローレンの講師・宮園順光さんと、ネイティブ講師のダニエル レトンさん。
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