4年ぶり2回目のObject-Oriented Conference 2024、ついに開催

2024年1月18日(木)
山田 雄一(ditflame)
コロナ禍で開催を見合わせていたObject-Oriented Conference 2024が、来る3月24日に開催される。今回の記事ではイベントの概要を紹介する。

OOCについて

2024年3月24日に「Object-Oriented Conference 2024」(略称:OOC 2024、公式サイト:https://ooc.dev/、ハッシュタグ:#ooc_2024)というイベントが開催されます。

このOOC 2024は、オブジェクト指向をテーマに、あれこれ共有したり、セッションを聴講したりすることで、みなさまのオブジェクト指向に関する知見を深めるためのイベントです。

※OOCについては2020年に第1回を開催後、コロナウイルス感染症の影響によりしばらく開催を見合わせていましたが、今年2024年、ついに第2回を開催する運びとなりました。

前回(OOC 2020)開催のようす

前回(OOC 2020)開催のようす

OOC 2024の開催概要については次の通りです。

  • 日時:2024年3月24日(日)10時30分開始(10時受付開始)/18時30分終了
  • 会場:お茶の水女子大学(地図
  • 主催:Object-Oriented Conference実行委員会
  • 参加者:1000名(※予定)
  • 参加登録:https://ooc.connpass.com/event/305241/
  • 参加費:無料

OOCの概要

OOC 2024はオブジェクト指向をはじめ、分析設計、クラス設計、UML、プログラミング、ひいては要件定義の時点からシステム開発現場で活かすためのさまざまなプラクティスや知見を共有するカンファレンスです。オブジェクト指向を中心に据えたITカンファレンスとしては現在、国内で唯一開催される大規模なものになります。

オブジェクト指向といっても、分析設計から、現場で活かすためのプラクティスなどさまざまなテーマがあります。セッションやラウンドテーブルなどを通じて、参加者のみなさまに新たな発見を持ち帰っていただけるようなイベントを目指しています。

OOCは具体的にはこんな人に来てほしい!

「OOC 2024」というイベント名を見聞きすると、オブジェクト指向なシステム設計手法などをバリバリ使っている人が対象…… というように思われてしまいそうですが、実際にはそんなことはありません!

具体的にOOC 2024が想定する参加者像は次のようなイメージです。

  • オブジェクト指向な設計手法をバリバリ使って仕事しています!
  • DDDやRDRAなどの設計手法を使ってみたいけどあまりちゃんと使えてなくて自信がないんです……( ;∀;)
  • オブジェクト指向なにそれおいしいの? 関心の分離ってなに?
  • 設計原則にもとづいた高品質なソフトウェアを作るためにどうすればいいの?
  • ソフトウェアの要件定義や分析設計にはあまり関わっていないんだけど、スキルアップのために勉強してみたいなぁ
  • システムエンジニアを目指している学生です!( ー`дー´)キリッ
  • データベースエンジニアなんだがオブジェクト指向設計を学んでみたいんだ
  • ソフトウェア開発よくわからない他業種のエンジニアなんだが面白そう

ソフトウェア設計やオブジェクト指向に興味さえあれば、いろんな分野、いろんな立場、いろんなレイヤーの人に刺さる内容がきっとあります!

また、具体的にOOC 2024では、トークセッション40件のほか、参加者が手を動かしながら学べるハンズオンセミナー、特定のテーマに沿って相談できるインタラクティブラウンドテーブル、LT大会などの企画セッションに加え、スポンサー企業によるブース展示を予定しています。

せっかくなので予定されている内容を簡単に見ていきましょう。

基調講演は見逃せないね!

基調講演では、羽生田栄一さんに「オブジェクト指向のリ・オリエンテーション ~歴史を振り返り、AI時代に向きなおる~」というタイトルでお話いただく予定です。

OOCにいただいたプロポーザルは次のようになっています。

オブジェクト指向という考え方がプログラミング言語Simula(Simula I:1962、 Simula67:1967)の影響のもとでAlan Kayによって1970年前後に生まれてから半世紀以上が過ぎた今、その歴史的な功罪を素直な目で振り返り(reflection)たい。そのうえで改めて「オブジェクト指向」という言葉・概念・思いの意味を、プログラミングや設計を踏まえたソフトウェア工学だけでなく、言語・哲学・文化といった観点からも広く見直してみたい。そうすることで新たな気持ちを込めて、 「オブジェクトObject」「指向Orientation」に生成AI・大規模言語モデル時代である現在において意味のある概念としてしっかりと向き直りたい(リ・オリエンテーション)と思う。それは新しい時代のオブジェクト指向の入門(オリエンテーション)にもなっていることを望んでいる。

羽生田さんは株式会社豆蔵の取締役兼CTOをされている傍ら、ソフトウェア工学全般のコンサルティングや教育にも従事されています。そんな羽生田さんならではの基調講演が聞けそうで、今から楽しみです!

ランチスポンサーセッションも!

OOCでは基調講演の後にランチスポンサーセッションが用意されています!

このセッションでは、AIに特化したスタートアップであり、現在生成AI系のプロダクトとしてトップランナーであるAlgomatic社のシゴラクAI カンパニーCTO 菊池琢弥さんから「生成AIの不確実性と向き合うためのオブジェクト指向設計」いうテーマで対談形式でのお話をいただく予定です。プロポーザルの内容も併せて引用しておきます。

Algomaticでは、2023年5月に「シゴラクAI」という生成AIを活用した法人向け生産性向上支援サービスをリリースしました。サービスの根幹となる生成AI技術が日々とてつもない速さで進化していく中で、シゴラクAIでも最新技術のキャッチアップとプロダクトへの取り込みは欠かせません。そんな日々の中で、シゴラクAIのソフトウェア設計も大きく変化を遂げてきました。その過程において大切にしたこと、設計における考え方、さらには生成AIという技術に対するエンジニアとしての向き合い方、といったテーマについて、増田さん(@masuda220)との対談形式でお話しさせていただきます。

また、この2つのセッションが終わった後は6トラックでのさまざまなセッションと、スポンサーブースで、さまざまな形でのオブジェクト指向についての学びや出会いがある予定になっています!

スポンサーブースやスタンプラリーもあります

OOC 2024に協賛してくださったスポンサーの各ブースでは、各スポンサー様が楽しい企画を用意してくださっています!

そして、各スポンサーのブースはスタンプラリーのスポットにもなっており、ブースを回ってスタンプを集めることで、豪華景品が当たる抽選会にも参加できます!OOCならではの企画を準備していますので、ぜひ豪華景品を持ち帰ってください!

OOCに参加するにはどうしたらいいの?

OOC 2024本編の参加登録は前述の通りconnpassにて行っており、参加無料となっていますので、ぜひお気軽にご参加ください!

そして、本編だけでは物足りない、もっといろいろな人とコミュニケーションをとりたい!という人は、前夜祭や懇親会への参加もおすすめです。

前夜祭概要

  • 日時:2024年3月23日(土)18時開始/20時終了
  • 会場:docomo R&D OPEN LAB ODAIBA(地図
  • 主催:Object-Oriented Conference実行委員会
  • 参加者:100名(※予定)
  • 参加費:1,000円
  • 参加登録:https://ooc.connpass.com/event/305258/

懇親会概要

  • 日時:2024年3月24日(日)18時45分開始/20時45分終了
  • 会場:お茶の水女子大学(地図
  • 主催:Object-Oriented Conference実行委員会
  • 参加者:300名(※予定)
  • 参加費:2,000円
  • 参加登録:https://ooc.connpass.com/event/305241/

みなさまの参加をお待ちしております。

著者
山田 雄一(ditflame)
ITエンジニア兼ライター。ライターとしては月刊I/O(工学社)の近畿~中部圏のイベントレポートを中心に執筆(2024年現在)。 情報処理安全確保支援士(第000594号)、高度情報処理技術者(ES、SC、DB)

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