低コスト高品質サーバでサイト構築&再販を手がけるマーカーネット
癖のない素直な挙動がサーバの魅力
マーカーネットでは、リスクヘッジの観点から顧客サイトを2社のサーバに分散させており、さらにマーカーネット自身のサイトは全く別の共用サーバに設置している。顧客サイトを設置している2社のうちの1つが@YMCというわけだ。つまり、主力事業の半分を@YMCのサーバで運用していることになる。
元々の選択のきっかけはコストだったが、実際に運用する上で非常に重宝しているのが@YMCのサーバがもつ「素直さ」だという。
「ブログサイトやSNSサイトの構築時には、オープンソースのシステムを活用します。たとえば、ブログだったらMTの利用が8割を超えるのですが、そうしたオープンソースが問題なく動くサーバ、という意味でも@YMCは貴重です。ローカルで開発していたものをそのまま動かす、ということが癖のあるサーバだと難しいこともありますから、これは重要なポイントです」と塚氏は語る。
もちろん、マーカーネットで制作された全てのサイトが@YMCなどのサーバで運用されるわけではない。保守等を含めたビジネスでマーカーネットがターゲットとしているのは、従業員数が50人から100人程度であり、専門のIT部門等を持たない企業だ。こうした企業は直接サーバのコントロールパネルを操作することをあまり好まず、人数的にも独自でメールアドレス発行業務などを行うのは負担になるからだ。
「中には月額500円や1000円で運用したい、という要望もあります。そうした場合には、@YMCの共用サーバなど、格安のサービスを紹介してサイト構築のみを担当することもあります。しかし企業サイトの多くは申し込みフォームなどでSSLを必要とします。SSLのあるホスティングサービスというとそれほど安いものはありませんから、メールアドレス発行などのサービスを含めて弊社サービスを選択していただけることが多いですね」と塚氏は語る。
パートナー制度で使い勝手を熟知したサーバを再販
共用状態ではなく、専用サーバが必要となる顧客企業には、マーカーネットから@YMCのサービスを紹介することもある。これは「@YMCパートナー制度(http://www.ymc.ne.jp/partner/index.html)」を利用したサービスだ。
このパートナー制度は、@YMCの各種サービスの販売代理店となるもので、パートナーはサービスの紹介や再販等を提供することができ、顧客からは問い合わせのみを受け付ける。実際の契約や料金請求、カスタマーサポート等は@YMCが担当し、初回契約時のほか1年ごとに継続コミッション等がパートナーに支払われる仕組みだ。
「長く利用していて、十分に使い勝手を理解していることや、SEO等のノウハウも十分に持っていることなどからお客様にもお勧めしやすいと考えています。名義はお客様のものながら、実際の@YMCとのやり取りや管理は弊社が行うという形をとっています」(塚氏)
パートナーとしてのコミッションを受けられることから、顧客企業に対してもはっきりとした価格を出して紹介できることもメリットだという。
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 複数台利用でコスト圧縮とサービス強化を実現したステップ・アソシエイツ
- サイト作成からWebシステム構築までを手がける長靴倶楽部
- ソフトウェア販売に革新を起こす「クラウド自動販売機」のエコシステム
- 「安い・早い・簡単」ドメイン&レンタルサーバーの「ロケットネット」誕生
- Azureっていくらかかるんですか?
- データベースを高速化してボトルネックを解消! SSDをフル活用できるエンジニア指向のVPSサービスとは
- MTライセンス付/マルチドメイン対応の共用サーバーサービス「Infinito PLUS」が半額月額735円~で新登場
- at+link、オープンソースのKVMとSheepdogで構築したホステッド型プライベートクラウドを提供開始
- ファーストサーバ、Zenlogicホスティングサービスに「リソースプラン変更」機能を追加
- [PR] 「アイル」の「アプリケーション運用代行サービス」