サイト作成からWebシステム構築までを手がける長靴倶楽部

2008年9月16日(火)
シンクイット編集部

サイト制作からWebシステム構築までを手がける長靴倶楽部

 最近、HTMLだけで作られた静的なWebサイトが少なくなってきている。Flashを多用したにぎやかなサイトが増えているのはもちろん、CMSを導入しているサイトも多い。Webサイト構築を手がける企業も、そうした需要に応えるべく多彩な技術やサービスを用意している。

 長靴倶楽部も、そうしたWebサイト制作を主力業務としている企業の一つだ。一般的なサイト企画・制作に加えて、Webシステム構築、インフラ整備まで、Web関連事業を幅広く手がける。

 「事業内容はWebに関するものならば何でも、という感じでしょうか。とはいってサイトのイメージと合わせてチラシやポスターといった印刷物の制作や、Tシャツのロゴを依頼されることもあります」と語るのは、長靴倶楽部代表取締役の原田智行氏だ。

 多彩な業務内容を持つ長靴倶楽部には、現在デザイナーとディレクター構成された社員が10名いる。この他にプログラマ等、SOHOの登録者120名程度との協力作業で様々なサイト構築やWebシステム構築を行っている状態だ。ユニークな社名は、フィールドを選ばずに歩いて行ける「長靴」と、チームワークを現す「倶楽部」からつけられているという。

言われたままではなく+αを提供するための取り組み

 数多く存在するWebサイト構築等を手がける企業の中で、長靴倶楽部の特徴となるのは企業と直接向き合い、コンサルティングを行いながら、ユーザーの持つ本当の要望を掘り起こし、それに応えるものを制作するという姿勢だ。

 「言われたものをただ作って終わり、ということだけはしたくないと考えています。必ず+αをつけた結果を出したい。お客様が考えられていること以上のものを提供したいですし、要望があるならばきちんと満たしたいのです。そのために、じっくりとお客様の話を伺い本当にやりたいことなのは何なのかを掘り起こし、それを実現するアイデアを出すようにしています」と原田氏は語る。

 ユーザー企業へのヒアリングを行うのは、営業担当者の仕事ではない。プロデューサーやディレクターといった、制作の技術を持ったスタッフが直接ユーザー企業のヒアリングを担当するのだ。技術を持った人間がユーザーの視点を理解したうえで、制作者の視点から的確な成果を返す。長靴倶楽部のこうした取り組みが、ユーザーの高い満足度へとつながっている。

 創業当初は大手制作会社からの受託開発も行っていた長靴倶楽部だが、こうした特色のために現在では直接受注の案件が業務の大半を占めるようになっているという。

著者
シンクイット編集部

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