基本を押さえるActionScript 3.0 1

FlashならではのHelloWorld

FlashならではのHelloWorld

 テキストを表示させることができました。しかし、これでは何か味気ないですね。Flashはアニメーションソフトですから、動かしたいものです。ここは何も考えず、最後の1行addChild()を以下に書き直してください。

mc.addChild(myTextField)

 サンプルファイルは、ダウンロードしたファイルの中から「HelloWorld2.fla」を参照ください。また、プレビューは「HelloWorld2.swf」になります。

 ほら動いてますよ!(図3)

 実は、mcという名前のついた動くMovieClipをあらかじめ用意しておいたのです。addChild()は、Sprite、MovieClipなどのDisplayObjectインスタンスならば何でも追加することが可能です。

 アニメーションさせるためのスクリプトについては、あえて触れません。Flashではこのように、簡単にアニメーションを作成することができます。もちろんスクリプトを使ってアニメーションを表現することもできますが、スクリプトを使わずともタイムラインを使った方法で初心者でも簡単に作成することができます。このようなアニメーションについては、第5回にて解説する予定です。

次回予告

 今回はActionScript 3.0の大まかな話と、旧バージョンとの違いについて解説してきました。次回からはDisplayObjectやMovieClip、今回のHelloWorldでも触れた表示リストへの追加・インスタンス生成方法などを紹介していきたいと思います。

 なお、今回使用したサンプルファイルを使用するには、Flash CS3 professionalが必要となります。お持ちでない場合は、Adobeのサイトから30日間の無料体験版がダウンロード(http://www.adobe.com/jp/products/flash/)できますので、ぜひお試しください。

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